■NHKが大谷に「強い」ウラ事情

 3分間という「スポーツ(大谷)コーナー」。3分と聞くと短いように感じられるが、『ニュースーン』は月曜日から金曜日の放送だ。まるで“今日のお天気”のようにNHKで連日、大谷選手に関する情報が伝えられる可能性が浮上した事態を、『報道ステーション』など数々の報道・情報番組を手がけてきた元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏はどう見るのか。

「NHKは『午後LIVEニュースーン』を放送するにあたって15時、16時、17時の冒頭にニュースコーナーを用意するとしています。17時半からの3分間で大谷選手を取り上げるとなると、当然17時台のニュース前にも“前フリ”として大谷選手の情報に触れると考えられます」(鎮目氏)

 弊サイト記者も『午後LIVEニュースーン』の内部資料の進行表を入手。その進行表を見ると、「スポーツ(大谷)コーナー」の後は「フリーゾーン」という自由枠となっている。

「番組放送日に大谷選手が活躍したとなれば、ここでも大谷選手を取り上げる可能性が出てきます。また、どうしても“生放送”にこだわるなら、企画中継としてロスからつなげばいい。向こうが夜でも、真っ暗な現地から“ここが大谷選手の活躍した~”とか、“○時間後にはここで大谷選手が~”といったリポートならいくらでもできますよ」(前同)

 3分どころか、番組内で延々、大谷選手ネタを放送する日が出てきてもおかしくないというわけだ。この背景には、NHKが民放各局よりも“大谷選手に強い”というウラ事情もあるようだ。

「民放は、契約している海外の放送局が決まっているんですね。たとえばテレ朝だとCNN、TBSはCBSといった具合です。その点、NHKはいくつものアメリカの大手放送局と契約しているので、使える素材が民放よりも圧倒的に多い。

 大谷選手はアメリカでも二刀流プレイヤーとして注目を集めているので、向こうの放送局がいろいろな独自取材もするでしょう。NHKはそういった素材を再編集して、放送することも可能です。また、そもそもNHK自身も大谷選手取材のため多くの取材班を現地へと派遣している。NHKにとって大谷選手に関するコンテンツは、余計なカネも手間もかからない。かつ視聴率がとれるという、手抜きモードの放送には最高のものなんです」(同)

アーカイブもたくさんあるNHK ※画像は「NHKスポーツ」の公式X(旧ツイッター)『@nhk_sports』より