■同時間帯トップのコア視聴率からも伝わる注目度

 昨年9月にジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題が公になり、ジャニーズ事務所は消滅した。それより前、JO1やDa-iCEといったジャニーズではない男性グループは、同事務所と蜜月関係にあると言われた『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演することはできなかった。これは、放送するテレ朝サイドによるジャニーズへの忖度が発生していたため、と言われている。

 そんな、強烈な忖度を生じさせていた旧ジャニーズのグループであるSnow Manの冠番組『それスノ』が主導して放送された、プロダクション間の垣根を超えたコラボ企画は、視聴者からも大好評。

《ほんと見てて楽しいし、他事務所のグループの人も名前覚えられるしなんとなくひととなりもわかってよいな》
《川尻くんが出てるからってそれスノ見てくれて、SnowManすごいね、面白いね、楽しそうな川尻くん見せてくれてありがとうって投稿たくさん見かけてすごく嬉しい気持ちになる》

 などなど、“Snow Man目当てで見て他グループのファンになった”、“他グループ目当てで見てSnow Manも好きになった”と、相乗効果を生んでいることがX(旧ツイッター)の反響ぶりからもうかがえる。

※画像は『それスノ』の公式X『@sore_snowman』より

「『それスノ』の完コピダンス対決の雰囲気はとても良く、多くの視聴者からも圧倒的な支持を得ていますね。それは数字面でも如実に表れています。

 現在、テレビ各局は13~49歳の個人視聴率・コア視聴率を最重要視していますが、2月23日の完コピダンス対決企画を放送した『それスノ』のコア視聴率は5.2%。同時間に放送されていた番組のなかで、抜けてトップの数字でした」(前出の制作会社関係者)