■スノが改革の旗手になったワケ

 通常、金曜日の午後9時以降は日本テレビ系の『金曜ロードショー』の一強になりがちだが、この日放送されたアニメ映画『SING』はコア視聴率4.3%。『それスノ』が上回っていたのだ。

※画像は『金曜ロードショー』の公式X『@kinro_ntv』より

「旧ジャニーズで今、“改革の旗手”としての役割を果たせるグループは、Snow Manしかいないでしょう。

 まず前提として、世間に大々的にアピールしていくためには、大人気グループである必要がありますよね。それはゴールデン帯にグループの冠番組があるSnow Man以外考えられません。

 加えて、Snow Manはグループの音楽活動だけでなく、バラエティ番組にも常に全力投球でイメージが抜群に良い。そして9人の結束力もピカイチですよね」(前出の制作会社関係者)

 誰か1人がボケを披露すると全員が反応し全力で盛り上げる団体芸は、もはや『それスノ』の風物詩。

 23日放送の『それスノ』の「完コピダンス対決」の最初の課題曲は、松浦亜弥(37)の『Yeah!めっちゃホリデイ』だったが、メンバーの向井康二(29)ははるな愛(51)のパロディであるがに股バージョンを披露。佐久間大介(31)が「おい何やってんだアイツ!」、ラウール(20)が「遊びじゃねぇんだぞこの企画は!」と口々に叫んで大盛り上がり――という場面があった。

「そして、JO1を始めとしたハイクオリティな男性グループとダンス対決をするためには、当然ながら踊れるグループでなければいけません。

 その点、Snow Manはラウールさんがダンスの世界大会に出場経験があるのを筆頭に、深澤辰哉さん(31)と目黒蓮さん(27)以外の7人は旧ジャニーズ入りする前からダンス歴があるし、現在はその深澤さんと目黒さんも7人に負けない腕前になっています。キレキレのダンスパフォーマンスをしながら生歌を披露することも珍しくない、旧ジャニーズ屈指の歌って踊れるグループですよね。

 そういう意味でも、他のプロダクションが絡む企画を上手く成立させられるのは、Snow Manしかいないとなっている。圧倒的な人気、明るくクリーンなイメージ、ダンスから笑いまで広いレンジで一流エンタメに昇華できる能力……9人が旧ジャニーズ、そして新時代の芸能界の旗手的役割を今、担っているのは、多くの人が納得するところなのではないでしょうか」(前同)

 “令和のSMAP”とも称されるSnow Man。SMAPとは当然、形も中身も違うが、国民的グループへの道を歩んでいるのは間違いなさそうだ――。