■長澤まさみも救われた眞栄田郷敦の“豹変演技”

　アリスは『知ってるワイフ』（フジテレビ系）や『恋なんて、本気でやってどうするの？』（カンテレ・フジテレビ系）をはじめ、今や“ラブコメの女王”としてドラマや映画に引っ張りだこ。

「昨年１０月クールの『マイ・セカンド・アオハル』（ＴＢＳ系）ではなにわ男子の道枝駿佑さん（２１）と年の離れた恋人役を熱演。視聴者をキュンキュンさせまくったのは記憶に新しいですよね。アリスさんは演技力が確かなだけではなく、お相手俳優を引き立てる力を持っていますよね。まだ俳優キャリアが浅い道枝さんの魅力を十二分に引き出して、なにわ男子ファンからもアリスさんへの称賛の声が上がっていました」（前出の制作会社関係者）

　４月の月９『３６６日』でそんなアリスの恋人役を務める郷敦。彼は役ごとに豹変するカメレオン俳優としても注目を集めている。

「まだ俳優デビューから５年ですが、郷敦さんの演技は作品に出演するたびに進化を遂げています」（前同）

　郷敦にとって連ドラ初出演作となった２０１９年７月クールの『ノーサイド・ゲーム』（ＴＢＳ系）では、ラガーマンを演じるために１５キロ増量。

　２０２１年１月放送のスペシャルドラマ『教場２』（フジテレビ系）では将来、鑑識を目指している稲辺隆を演じたが、仲の良かった同期の身体を突然拘束。「体が痛いのは我慢できる。いつか治るしさ。でもね、平気でウソつかれるのって、相当胸が痛いんだよ。初めて友達できたと思ったのにな……」と態度を豹変させる怖い演技が話題を呼んだ。

　２０２２年１０月クールの『エルピス－希望、あるいは災い－』（カンテレ・フジテレビ系）では新米ディレクター・岸本拓朗を演じた。第１話ではお金持ちの弁護士の母に甘やかされ、幼稚舎から名門私立大学に進学したお坊ちゃんと印象だった拓朗。ところが第４話で、中学時代の同級生のイジメを見て見ぬふりをしたことを号泣しながら認め、次のシーンでは表情も雰囲気も急変。さらに第５話では目の生気を失い、無精ひげを生やすというワイルドすぎる風貌に激変。

　郷敦の演技やビジュアルの急変に《ゴードンが闇抱えてるってわかってガゼン面白くなってきた！》《郷敦!?　ひげ生やして闇落ちしてるやん》といった声が上がったほか、主演の長澤まさみ（３６）も「先輩なんで“ちょっとカッコいいとこ見せたいな”と思っていたんですけど、全然そんな姿を見せることができなくて、助けられてばかりでした。本当に、郷敦さんがいてくれたから、この役を最後まで演じることができました」と絶賛していた。

※画像は『エルピス－希望、あるいは災い－』の公式Ｘ（ツイッター）『@elpis_ktv』より

■『ゴールデンカムイ』尾形百之助の再現度に絶賛の声

　映画『ゴールデンカムイ』では人気キャラクター・尾形百之助を好演。久保茂昭監督（５０）は郷敦の役作りについて「初めてお会いしたのがアクション練習の日だったのですが、その時点でアクション、銃の扱い方からほぼ完璧でした」「撮影中は尾形の銃を身体の一部であるかのように扱えるようにと、常に触れていて、本当にストイックだなと思いましたね」と称賛。

　映画を見た人からも、

《尾形そのものでめっちゃかっこよくて鳥肌が立ちました　尾形の目の雰囲気と喋り方の再現度が高くてファンとして堪らなかったです》
《ここのシーン、原作もアニメも両方完全再現されてた！！！　戦場での回想シーン込みで、尾形郷敦観たさに明日５回目鑑賞予定です》
《ずっと言うけど郷敦さんの尾形のビジュめちゃくちゃ良いよね…全て良いけど特にキャラクタービジュアルのまつ毛…!!》

　といったコメントが寄せられた。