■台本が良ければどんな小さな役でもいとわない

 民放キー局関係者が話す。

「『366日』出演にあたって気合いの入ったコメントを寄せた郷敦さんですが、月9に起用されたことを本当に喜んでいて、かなり意気込んでいるようですよ。これまで郷敦さんはまだ若いということもあり、自信がない部分もあったそうなんです。ただ、今回の『366日』の準主役を経て、自信を深めることになるのではないでしょうか」

『366日』は郷敦にとって飛躍の作品になるのかもしれない。

※画像は『366日』の公式X(ツイッター)『@366days_fujitv』より

「昨年1月に兄の新田真剣佑さん(27)とともにそれぞれ一般女性と結婚。昨夏第1子も誕生し、仕事への意識も変化しているといいます。『ノーサイド・ゲーム』のときがそうでしたが、以前はトレーニングも楽しみつつ、がむしゃらに取り組んでいた。

 ところが、今はメイン級の俳優としての自覚が芽生えたのか、求められたことを黙々と、しっかりとやるというスタイルに変わってきているそうなんです。さらに、どの作品に出演するかどうかも本人が台本を深く読み込み、判断するようになったと。素晴らしい作品、出たいと思える台本ならどんな小さな役どころでも出る覚悟だといいますよ」(前同)

『366日』の脚本は『最愛』や『リバーサルオーケストラ』などを手掛けてきた清水氏のものということで、郷敦にも納得感があったのだろう。

 前出の民放キー局関係者は言う。

「しっかりとプランを練って作品に臨むという郷敦さん。以前は“自分はこう演じる”という強い思いがあったそうですが、現在は周囲のアドバイスも素直に聞けるようになり、納得できるものは受け入れて演技に生かしているといいます。憧れの月9の準主役、さまざまな役を経て大きく成長した自分をぶつけるのには最高の作品ですよね。4月期の月9『366日』は、郷敦さんの俳優人生をさらに飛躍させる作品になりそうです」(同)

 お相手俳優の魅力を引き出す能力も兼ね備える“ラブコメの女王”広瀬アリスと、進化を続ける郷敦の“壮大な愛の物語”は、月9ドラマの4連敗を阻止できるだろうか。