吉高由里子(35)主演のNHK大河ドラマ『光る君へ』の第9回「遠くの国」が3月3日に放送される。平成版F4(藤原氏の4人)と呼ばれている柄本佑(37)、町田啓太(33)らをはじめ、毎熊克哉(36)、高杉真宙(27)など、惜しみなくイケメンを投入している中、今後、出演が予定されている松下洸平(36)への期待が高まっている。
平安時代から読み継がれる長編小説『源氏物語』を生み出した、紫式部(吉高)の生涯を描く『光る君へ』は、戦国や幕末時代を舞台にした大河に比べると歴史的資料が少ないぶん、オリジナルキャラが多く登場している。その中でも、謎めいた散楽一座の座員・直秀(毎熊)は、大きく物語に関わっていて、そのイケメンな言動に視聴者からの支持が急上昇している。
2月25日放送の第8話「招かざる客」は、打毬(だきゅう)の日、貴族の男たちの女性を値踏みするような話を、まひろ(吉高)が聞いて傷ついたことに気づいた直秀。まひろが散楽一座の隠れ家を訪れると、もうすぐ都を離れると告げて「一緒に行くか?」と誘う。まひろが「いっちゃおうかな」と応じると、直秀は「いかねえよな」と笑った。
一方、右大臣・藤原兼家(段田安則/67)は、左大臣・源雅信(益岡徹/67)の宴の席で、自分の息子の道長(柄本)を雅信の娘・倫子(黒木華/33)に婿入れさせたいと申し入れ、それを聞いた倫子は、まんざらでもない笑みを浮かべる。後日、宮中で兼家が倒れ、安倍晴明(ユースケ・サンタマリア/53)がお祓いを行なうが……という展開。
前半は、黒木華の飛び抜けた説得力の平安顔による“ホの字”の演技。中盤は、安倍晴明、花山天皇(本郷奏多/33) 、道兼らの腹の探りあい。後半は、道兼(玉置玲央/38)が為時(岸谷五朗/59)の家を訪ね、まひろの前に突然あらわれるという、情報量の多い回だった。そんな中、SNSでは直秀への賛美の声が目立っている。