■ワッペンワークは韓流アイドルファン以外にも大人気
現に、SNSでもワッペンワーク関連の投稿は多い。インスタグラム上で『#ワッペンワーク』と検索すれば、好きな男性アイドルの写真を使って作られたトレカケースや自宅でのワッペンワーク作成方法を解説するショート動画など、1000件以上もの投稿がヒットする。
「実際にお店を訪れた後に作ったグッズの写真を、SNSへと投稿する人が多い印象です。SNSでバズっている、“映える”というのもワッペンワーク流行の一因でしょう」(前出の太田氏)
実際に弊サイト記者も新大久保で話題を呼ぶ『BOM CAFE』へと訪れた。
メイン通りである大久保通りを横路地に入った先に店はある。52坪ほどと広々とした店内のスペースには超人気インスタントラーメン『辛ラーメン』のクッション(4378円・税込・以下同)や人気韓国アイドルの写真がランダムに入ったトレカガチャ(55円)など韓流グッズが所狭しとならび、店内は多くの女性客でごった返す。
その熱気はさながら韓流アイドルのライブ会場のようだ。そんな店内で働く男性店員の1人に話を聞いた。
「ご来店されるのは20代〜40代の女性が中心。1日、1000人~2000人ほどのお客さんにご来店頂いています。韓流アイドルのイベントが東京ドームで行なわれる日にはファンのお客さんがほとんど。
普段は韓流ファン以外に3割ほどが旧ジャニーズのファン、その他1割ほど野球やサッカーといったスポーツ好きの方が訪れます。ワッペンを使って好きなアイドルや選手の名前、背番号を入れたオリジナルグッズを作って推し活を楽しんでいるようです」