■4月の東京ドーム、5月の京セラドームイベントにかけるタレントたちの強い思い

 前出の芸能プロ関係者は話す。

「そんな事務所内の結束が弱まっている現状に、タレントたちは強い危機感を持っているといいます。旧ジャニーズの良き伝統がなくなる、という懸念ですよね。

 そんな現状を打破するためにも、4、5月のドームイベントであらためて一体感を高め、結束を強くしたい、STARTO社と契約するタレントたちには、そんな強い思いがあるといます」

 そんな重要なイベントの総合演出を担当するのは、嵐の松本潤(40)だと言われている。松本は2021年に事務所一丸となって開催した『ジャニフェス』の総合演出を担当し大成功させた実績もあるだけに、今回の新会社が一丸となる“船出ライブ”を任されるのも納得がいく。

 一方で、松本が所属する嵐と言えば今年11月に、デビュー25周年が控えている国民的グループだ。2020年末に活動休止して早3年。嵐の活動再開に期待する声は多くあるが――。

「すべての芸能活動を休止している大野智さん(43)は現状、復帰の意思を見せていないと言われており、今回のSTARTO社の船出イベントにも参加しないと聞こえてきています。

“嵐の復活”が話題になってしまうとSTARTO社の新体制アピールという本来の目的がかすんでしまう、という報道もあった。しかし、大野さんが本当に顔も出さないということになれば、それは、大きな意味を持つことにもなるでしょうね」(前同)

※画像は嵐の公式X(旧ツイッター)『@arashi5official』より

 大野は「一度何事にも縛られず、自由な生活がしてみたい」という思いから、沖縄県南部の離島に移住する計画がある、とかねてより報じられてきた。そして、STARTO社の福田淳社長(58)も昨年12月配信の経済メディア『NewsPics』のインタビューで、大野が宮古島にいることを明言している。

「嵐としての活動は置いておいて、ソロタレントとしては芸能活動を再開させる意思がなく、そのためにSTARTO社とのエージェント契約に難色を示している、という報道もありましたね。

 4月の東京ドームイベントまでも1か月以上ある。ここから大野さんの気持ちに変化が起こり、イベントに参加、嵐の5人が集結するという展開もゼロではないでしょう。しかし、現状ではそれはないと見られている。

 大野さんがSTARTO社の船出に顔すら出さなかったら――会社よりむしろ所属タレントの方が積極的に “結束力を高めよう” となって取り組んでいるイベントにも参加しない、となり、大野さんは“団結”の外側に行ってしまいますよね。そうなれば、ますます復帰が難しくなる感じも……。

 大野さんと嵐メンバーの交流は変わらず続いているといいますが、イベント不参加となれば、旧ジャニーズ、そしてSTARTO社との距離感はより遠いものになってしまいそうですね」(前同)

 昨年10月には東京で愛犬と散歩する姿が報じられるなど、東京と宮古島を行き来する自由な日々を送っているとされる大野。タレントたちが強い思いをぶつけるといわれるSTARTO社の船出イベントに、その姿はあるだろうか――。