フジテレビの旧ジャニーズ離れが止まらない。

 フジテレビは3月4日に春の改編説明会を実施。そこで旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)のタレントが出演している4番組の終了と、相葉雅紀(41)の『木7◎×部』(木曜夜7時)の枠移動を発表した。

『木7◎×部』は『相葉◎×部』として土曜夕方4時30分~の関東ローカル枠に移動。

 終了番組は、以下の通り。

Hey!Say!JUMP出演の『いただきハイジャンプ』(土曜朝10時25分~)

KinKiKids出演の『KinKiKidsのブンブブーン』(土曜昼11時21分~)

TOKIO出演の『トキタビ』(土曜昼11時53分~)

SUPER EIGHT(旧『関ジャニ∞』)出演の『SUPER EIGHTのあとはご自由に』(月曜深夜0時55分~)

※画像は『いただきハイジャンプ』の公式X『@itadaki2015』より

 なお、Hey!Say!JUMPは「できればメンバー全員」で「深夜枠の新番組」を予定中と、説明会でアナウンスされている。

SexyZone菊池風磨さん(28)がMCの『なんか“オモシロいコト”ないの?』(月曜夜11時~)は継続で、『木7』も打ち切りではありません。完全に旧ジャニーズとの縁を切るというわけではないですが、それでもほぼ撤収状態ですよね。

 この判断は、ジャニー喜多川氏(享年87)の加害騒動から生じたスポンサー問題が関係していることをフジテレビは改編説明会で明らかにしています」(民放キー局関係者)

 フジテレビは改編説明会でジャニー氏の問題を「当然スポンサーの問題も改編にかかわってくる」としつつも、「総合的な判断で決めているもの。特に何が影響としたわけではなく、総合的な判断」と、お茶を濁していた。

 4月の改編といえばNHKがラジオも含めて8本の“旧ジャニーズ番組”の終了を発表し物議を醸しているが、フジの旧ジャニーズ離れは公共放送のNHKとは違う要因だという。

 前出の民放キー局関係者が続ける。

「旧ジャニーズの所属タレントに非はありませんが、ジャニー氏が行なってきた所業は言うまでもなくとんでもない卑劣なこと。国民から受信料を受け取っているNHKの“旧ジャニーズ離れ”は、やはりそこが最大の理由でしょう。

 一方で、フジテレビのような民間の放送局はさらにシビアな理由――改編説明会でも出たように、最大の理由はスポンサー問題。ジャニー氏の騒動勃発からもうすぐ1年。年も変わって2024年になりましたが、テレビ局に出稿する多くのスポンサー企業は、いまだ“旧ジャニーズNG”なんです」