3月10日日曜日の夜、SUPER EIGHT(旧関ジャニ∞)の音楽バラエティ番組『関ジャム完全燃SHOW』(テレビ朝日系)が放送された。同番組に香取慎吾(47)、草なぎ剛(49)、稲垣吾郎(50)の新しい地図が“登場”し、X(旧ツイッター)が沸騰している――。

「この日のテーマは、『若手アーティスト特集』。ゲストに、18歳の時に『東京2020パラリンピック』の閉会式の音楽を担当した、作詞家・作曲家・音楽プロデューサー・シンガーソングライター・ダンサーなど多くの顔を持つ原口沙輔さん(20)が出演したのですが、彼の経歴を紹介する際に、原口さんが新しい地図に提供した楽曲が、画像つきで紹介されたんです」(女性誌ライター)

 原口は2018年、SASUKE名義で楽曲『#SINGING』を作詞・作曲し、新しい地図に提供している(※正式なアーティスト表記は『新しい地図 join ミュージック』)。『関ジャム』でこの楽曲の紹介をする際、番組は新しい地図の写真を堂々と表示し、サビの音源も流したのである。

※画像は『関ジャム完全燃SHOW』の公式X『@kanjam_tvasahi』より

 新しい地図の楽曲と写真が堂々と旧ジャニーズの番組に取り上げられる――この出来事に、

《関ジャム見てたら…新しい地図原口沙輔くんが出てたからだけど感慨深いものがある。以前なら絶対ありえなかった気がする》
《原口さんが新しい地図に提供したよりも関ジャムで流れたことに衝撃受けてる》
《新しい地図が関ジャムに出てるのも古のジャニオタからすると結構革命に感じる》

 といった、衝撃を受けたという声がX(旧ツイッター)に多く寄せられたのだ。

「香取さんら新しい地図は、SMAPの解散を経て2017年に独立したグループですよね。『関ジャム』では“SMAPの映像”は2021年3月放送回で流れたことがありますが、新しい地図として独立後の曲が彼らの画像つきで取り上げられるというのは、これまではないこと、そして考えられないことでした。

 SMAPの解散から、3人の独立をめぐり、『地図』サイドと旧ジャニーズの上層部の関係は非常に悪かった。2019年には“地図の3人を出演させないようにテレビ局に圧力をかけた”と公正取引委員会の注意がジャニーズ事務所に入ったほどですからね。

 ましてや『関ジャム』は、テレビ朝日の番組で旧関ジャニ∞の冠番組――2つの要因で強い忖度が働いていた番組です」(前同)

 テレビ朝日は、旧ジャニーズ事務所と『ミュージックステーション』を中心に長年にわたって蜜月関係が言われてきた局。旧ジャニーズへの忖度で、JO1など競合のグループが事実上、『Mステ』に出演できなかったことは、よく知られた話だ。