■公式には「ハッピーエンド」をほのめかしているが……

 また前から言われ続けていることだが、本作には“心中展開”を予想する声まで出ている。

《永野芽郁も山田裕貴もかわいくてかわいくてかわいくて、ただ可愛い2人の幸せなところ見れたらよかったのにー心中でもしてくれた方が救われるか?》
《雨も太陽くんも充分すぎるほどつらい思いしてるのに(特に雨)、これ以上奪い続けるとか鬼か…?(中略)どう着地するんだろ…心中ルートしか思いつかない…》
《もうこれ、日下が別の奇跡ネタ持ってくるか心中ルートしかないじゃん…》

 加えて、太陽(山田)の励ましで最終的にメンタルを回復したものの、雨(永野)は五感を失う未来に耐えられず「死なせてください」と日下(斎藤)に懇願したこともあった。

※画像は『君が心をくれたから』の公式X『@kimikoko_fujitv』より

 公式サイトの最終話のあらすじでは、

《雨は、聴覚がなくなるとき最後に聴くのはその言葉がいい、と太陽に頼むと、それまでの間ふたりでたくさん笑おうと約束する。

(中略)そして3月31日、(※聴覚が消える)雨が最後に行きたいと言ったのは、ふたりが出会った場所だった。(※太陽の妹)春陽(出口夏希)にメイクをしてもらった雨は、太陽と一緒に長崎県立長崎高校を訪れるが……》

 とあるが――。

「思い出の地を訪れて心中――なんてあまりにもの悲しい考察もありますね。

 本作は草ヶ谷大輔プロデューサーが最後は“ハッピーエンド”だとインタビューでほのめかしているし、現実的に考えても救いがある展開になるとは思います。しかし、本当に万が一ということもあるし、シナリオの雰囲気から考えてもバッドエンドになっても不思議ではない。ただ、もし本当にバッドエンドを迎えたら、同ドラマは伝説になるでしょうね……」

 視聴者を散々、泣かせてきた『君ここ』。果たしてラストにあるのは、涙か笑顔か――。