3月18日に最終回を控えている、永野芽郁(24)主演の連続ドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系、夜9時~)。主人公が思い人を救うために“奇跡”の代償で五感を失っていくシナリオは終始、悲劇展開が続いてきたが、最終回直前の第10話(11日放送)がダメ押しと言わんばかりの救いのない出来事の目白押しで――。

※画像は『君が心をくれたから』の公式X(旧ツイッター)『@kimikoko_fujitv』より

【以下、『君ここ』第10話までのネタバレを含みます】

 視覚と聴覚しか残されていない主人公・雨(永野)に最後の花火を見せてあげたくて、花火師の太陽(山田裕貴/33)は必死に頑張っていた。あわや雨天中止になるところだったが、“あの世からの案内人”として現世に戻っていた太陽の母・千秋松本若菜/40)が自らの魂と引き換えに天候を回復。花火大会はギリギリで決行された。

 ところが、太陽の花火が打ち上がる瞬間、雨に待ち合わせの人をめがけて走って来た通行人がぶつかり、雨は下を向いてしまう。そして、その瞬間に雨の視覚が消失。雨は、花火を見ることができなかった――。

 千秋が犠牲になってまで雨を止ませたのに、「最後に花火が見たい」というささやかな願いすら叶わなかった。そして、1週間後に雨は聴覚も失う。

 これまで何度も五感を失うたびに不幸な展開が続いてきただけに視聴者も悲しみを通り越し、限界突破。

《なんのために千秋さんは……あんなスカスカなとこで走って人にぶつかってくんなよあの女……》
《さすがに鬱展開すぎてイライラするキャストの演技と長崎の景色と綺麗なシーンと宇多田(※主題歌が宇多田ヒカル)で全部ねじ伏せてきてるけどひとつも救いなくここまでくるのさすがにキツいわよ一瞬だけでも花火見せてあげる事できなかった????ねぇ????》
《もう悲しい通り越してイライラしてくんだよ》

 と、理不尽な展開に対する怒りの声がX(旧ツイッター)に多く寄せられている。