■激エモな写真も話題に
さかのぼること10か月前――2023年5月8日、Netflix映画『シティーハンター』の制作関係者は東京・表参道の地下にあるカフェバーで撮影の打ち上げ会を開き、そこで鈴木は主演としてスピーチを行なったという。
前出の制作会社関係者は話す。
「打ち上げ会場だった店が入るビルには、駐車場があるんですが、スピーチで鈴木さんは、“実はかつてこの駐車場で誘導員のアルバイトをしながら俳優を目指していたんです”と明かしたんです。そして、“それが今回、自分が主演をやらせていただく作品、しかも『シティーハンター』の打ち上げがここで行なわれるのが本当に信じられない”と語ったといいます。
そんな驚きのエピソードから始まった鈴木さんはスピーチは、スタッフに対するねぎらいの言葉、思い入れが強い作品のため気合いが入りすぎて撮影が長引いたことへの謝罪、などなど『シティーハンター』への情熱にあふれた、真摯なアツいスピーチで、佐藤監督や多くのスタッフも涙を浮かべていたそうです」(前同)
16年前、24歳の頃は表参道のビルの駐車場でアルバイトをしていたという鈴木は、いまやNHK大河ドラマ『西郷どん』(2018)やTBS系日曜劇場の『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』(2021年7月期)と『下剋上球児』(2023年10月期)など、日本を代表するドラマで主演を張る名俳優だ。
【Excellence in Asian Cinema Award】
— Asian Film Awards Academy (@AsianFilmAwards) March 10, 2024
SUZUKI Ryohei
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国際的な評価も高く、昨年2月公開された主演映画『エゴイスト』の演技が認められてアジア全域版アカデミー賞「第17回アジア・フィルム・アワード」の「Excellence in Asian Cinema Award」――優れた才能を持つ映画人にスポットを当て、その映画人のアジア映画界・アジア文化における業績と貢献を称える賞を3月10日、香港にて受賞している。
「鈴木さんは3月13日に帰国したことをインスタグラムで報告していますが、その内容は《東京戻りました。初めてのリール》と綴った、夕方の東京湾のリール動画でした。《好きな場所》と綴り、似た構図の写真も投稿しています」(前出の女性誌編集者)
夕方の湾岸を背景にたたずむ鈴木――あまりにも絵になる激エモな構図に、
《こんな方が街にいたらオーラやばくてカッコよすぎてひっくり返ります》
《モデルが素敵すぎて、ニューヨークかと思いました》
《さいっこうですめちゃくちゃエモいーーー》
《東京に帰ってきて、好きな場所で何を思うのかな…》
といった声が多く寄せられている。
「どちらにも《シティーハンター》のハッシュタグがついているし、何よりリール動画のBGMは『シティーハンター』の主題歌でTM NETWORKの『Get Wild』。同曲を新たにレコーディングし直した『Get Wild Continual』が、ネトフリ版『シティーハンター』のエンディングテーマになります。
東京湾に佇む動画をアップした翌日に予告映像が解禁されましたし、鈴木さんも『シティーハンター』の舞台である東京に思いを馳せながら、動画と写真を撮ったのではないでしょうか。15年間以上、“冴羽を演じたい”と熱望してきたことが実現したことへ思いもにじみ出た、激エモな動画と写真と言えそうですね」(前同)
俳優・鈴木亮平にとって1つの到達点である『シティーハンター』。駐車場の誘導員のアルバイトをしていた日から願い続けてきた夢が、ついに叶う――。