俳優の阿部サダヲ(53)が主演を務める大人気ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)で恒例になっている“お断りテロップ”の反響について、同ドラマのプロデューサーであるTBSの磯山晶氏が語り、話題を呼んでいる――。

 宮藤官九郎氏(53)が脚本を手掛ける『不適切にもほどがある!』は、昭和のスパルタ体育教師・小川市郎(阿部)が、突然38年後にタイムスリップしてしまうところから始まるコメディドラマ。

“ハラスメント”といった言葉や概念もなく、今ならパワハラやセクハラで問題視されそうなセリフを言いたい放題の昭和61年(1986年)と、コンプラ遵守が徹底される令和6年(2024年)を行ったり来たりしながらさまざまな人と触れ合い、“当たり前”と“不適切”について考えるきっかけをくれる話題作だ。

 第2話では、河合優実(23)演じる一郎の娘・純子が、吉田羊(50)演じる向坂サカエに対し、「うるせえなあ、ヒステリックばばあ! いいじゃねえかよ、別に減るもんじゃないし。みんな経験済みなんだよ!」と言い放ち、その際には《この作品には、不適切な台詞や喫煙シーンが含まれていますが、時代による言語表現や文化・風俗の変遷を描く本ドラマの特性に鑑み、1986年当時の表現をあえて使用して放送します》というテロップが入った。

 さらに純子が「10代のうちに遊びまくってクラリオンガールになるんだよ!」と言うと《あくまで昭和における個人の価値観です》と注釈テロップが入った。

 3月15日の第8話では、劇中の情報番組『プレサタ』の料理コーナーで本人役の八嶋智人(53)が「もうおなかいっぱいで~す!」と言ったのちに《この後スタッフが美味しくいただきました》とテロップが表示された。

※画像は『不適切にもほどがある!』の公式X(ツイッター)『@futeki_tbs』より

“お断りテロップ”は毎話、場面場面で表示され、視聴者も、

《ふてほど 1話から見返すとめっちゃ注意書きのテロップ出てくる すっかり忘れてた》
《ふてほど、テロップ色々出てきた。スタッフが美味しく食べたとか意味不明。最近良く見るけど。何でも出せばいいんじゃないでしょ(笑) ホント時代だね》
《個人の見解テロップ バリエーション多いな》
《テロップもドラマの一部だからね》

 と楽しんでいる。