日本中が大注目する、ダウンタウン松本人志(60)と『週刊文春』を発行する文藝春秋の裁判の第1回口頭弁論が3月28日に迫っている――。

 2023年12月27日発売の『週刊文春』が、2015年に都内の高級ホテルのスイートルームで行なわれた飲み会で、松本から大人の関係を強要されたと複数の女性が告発していると報道。

 松本は自身のX(旧ツイッター)で《事実無根なので闘いまーす》と宣言し、裁判に注力するため1月8日に芸能活動を休止。名誉を毀損されたとして『週刊文春』を発行する文藝春秋などに対して5億5000万円の損害賠償や訂正記事による名誉回復を求める裁判を起こした。

※画像は松本人志の公式X(ツイッター)『@matsu_bouzu』より

 2月18日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演した細野敦弁護士(59)は、第1回口頭弁論について「松本さんの代理人と裁判所の予定だけで決められていて、文春側の予定とか都合はまったく考慮されていない」と指摘し、「文春側は短く“争う”とだけ書いた答弁書を出してもいいし、欠席することも許されているという制度になっています」と解説した。

 松本本人が出廷する可能性については「この裁判は代理人を立てると、基本的には本人は出廷しないのがほとんどの例で。文春側の代理人も欠席する可能性があるので、今まで公の記者会見等も開いていない松本さんが出てくる可能性はほとんどないと思いますね」と見解を述べた。

 さらに「これから争点整理というものが行なわれて、1年後くらいに証人尋問が始まるんですけども、来年の秋冬くらいには松本さんも法定に出廷する、証人として出廷することは考えられますね」とコメントした。

「松本さんは徹底的に戦う構え。一方の文春も、5億5000万円というとんでもない請求額ですし、絶対に負けられない。当然、徹底抗戦ですよね。そうなるとやはり必然的に裁判の決着までにはかなりの時間を要しそうです。今回の裁判は、スムーズに進んでも2年近く、3年ぐらいかかるという見方も多くありますよね。

 しかし今、テレビ界からは、“天下の松本さんといえども、年内に復帰のめどが見えてこないとテレビ局はもう待てない……”という声が聞こえてきています」(制作会社関係者)