■デメリットが多すぎる裁判長期化を避けるために――

 ワイドショーデスクが話す。

「掲載がなかったのは裁判直前であることも関係しているのかもしれませんが、さすがに長期間、松本さんの特集をやってきて読者の反応も薄くなってきていると聞こえてきていますね。松本さん自身に新たな動きはなく、文春も記事の反響が薄くなってきている状況で、裁判の長期化は避けたいところでしょう。

 そうした事情もあり、今、関係者の見立てとして出てきているのは、今後、双方が落としどころを探る動きが出てくるのではないかということ。つまり、互いが最後までやり合うのではなく、和解の道を探る――ということですよね。

 当初は、双方が徹底抗戦の構えで“和解は絶対にないはず”と言われてきましたが、それに変化が出てきていると見られています。両者とも、2年、3年バチバチやり合うのはあまりにもデメリットが大きすぎますよね……」

※画像は『酒のツマミになる話』の公式X(ツイッター)『@cxSAKEnoTSUMAMI』より

 松本が文春に送った訴状には《一般読者に対し、原告が、明らかにA子の意思に反して、「無理やり」性的行為に及んだとの事実を認識させるものである》とあり、松本サイドは強制はなかったと主張している。

「松本さんとしては“同意がなかったなんてありえない”というところですよね。3月28日から始まる裁判でも、その点がどういう形で認められるのかが松本さんにとっては重要になってくると考えられます。一方の文春も記事には絶対の自信を持っているでしょうから、“記事が間違っていた”とは認定されたくはない。

 双方の相反する主張が、裁判のなかで最終的に落としどころを探れるのか――今後、そこが最も難しいところになっていくと見られています。“3年かかる”とも言われている今回の裁判。長期化は双方にメリットがなさすぎますが、折り合いをどこでつけるかというのも、やはり非常に難しいと見られていますね」(前同)

 3月21日発売の『女性セブン』(小学館)によると、松本は周囲に「引退なんてするわけがない」と話しているという。

「テレビスターの松本さんの場合、引退しないということは=テレビに復帰するということだと考えられますよね。ただ、テレビ局サイドの疲弊は激しく、年内に松本さんに復帰のめどが見えてこないとなると、もしかすると本当に帰ってくる場所がなくなってしまいかねない。松本さんは裁判を通して事実を伝えたいわけですが、周囲含めて、やはり落としどころを探る動きは出てくると思われます。年内の決着もあるのでは――そうした声も出てきています」(同)

 日本中が大注目する松本vs文春の「5億5000万円裁判」はどのような展開をみせるのか。そして、松本の復帰のタイミングは果たして――。