■SMAPの“公開処刑”でジャニーズも変化!?

 前出の芸能プロ関係者が続ける。

「退所が決まっているタレントが、退所前にメディアでそれについて触れること、しかもネタにするなんて、今までのジャニーズではありえないことでした。ただ、脱退する3人も、事務所に残る永瀬廉さん(24)も高橋海人さん(23)も、メンバーの退所を変に隠すことがないんです。

 そして、これだけ自由に発言できるのは、やはり“SMAPの犠牲”があったからこそではないでしょうか。SMAP解散騒動の際、“公開処刑”とも言われた『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で謝罪して以降、メンバーは公の場でその点に触れることはいっさいできず、最悪な状態で稲垣吾郎さん(49)、草なぎ剛さん(48)、香取慎吾さん(46)の3人は退所に至ってしまいました」

 2016年1月初頭、スポーツ紙や週刊誌などで「SMAP解散」が大きく報じられたことを受け、同1月18日にSMAPのメンバーは黒いスーツに身を包み、中居正広(50)、木村拓哉(50)、稲垣、草なぎ、香取のそれぞれ5人が、『スマスマ』の生放送で視聴者に向けて謝罪の言葉を発し、頭を下げた。

「今でも毎年1月18日になると、SMAPファンがツイッターなどで抗議の声を上げていていますよね」(前同)

■SMAP解散でジャニーズ事務所のイメージは急落

 今年もあるSMAPファンが

<罪もないSMAPが誰かに謝罪させられた事実を風化させない為に一斉Tweetをしませんか?
#SMAPのいちばん長い日
#20160118を風化させないために
#ForcedApology
の3つのタグを付けてtweetお願いします。>

 とツイッターで呼びかけ、多くのファンが「いろんなこと乗り越えて今がある彼ら。5人から今でも喜びをもらってる。けど、忘れられない一日がある」「思い出して泣けて来る…」「あの日から、SMAPというグループ名は抹殺され、数々の名曲も過去の映像もTVでは亡きものにされてる」と共鳴していた。

「あの“公開処刑”で、ジャニーズ事務所のイメージは著しくダウンしてしまいました。そして、それは7年経った現在でも尾を引いています。

 事務所上層部も“あれはまずかった”、“あの過ちを繰り返してはならない”と痛感しているのではと。だからこそ、今ではグループのSNSやYouTube、さらにはタレントの個人アカウントも徐々に認め、かつてとは違う“開かれたジャニーズ”であることをアピールしているのではないでしょうか」(同)

 SMAPの犠牲のおかげで、今いるジャニーズタレントたちは恩恵を受けているのだろうか――。