■今回の“連日のデート報道”は「グレー」までもいかなくても……
「今回の『女性自身』の別々の男性との“デート報道”は、2人きりでホテルに入った、という話でもないですからね。ただ、“時期的には非常にマズい”ということですね。記事で書かれている内容自体は、“グレー”までもいかないと思います。
ですが、そうであっても、この先、テレビ局はコメンテーターとしては使いづらいでしょうね」(佐々木博之氏=以下同)
作家の適菜収氏は、三浦氏について2022年9月17日の『日刊ゲンダイDIGITAL』で《バカとデマゴーグ(古代ギリシアの煽動的民衆指導者)の「ハイブリッド型」》と評していたが、
「彼女が怪しげな発言で注目を浴びたのが2018年の“スリーパー・セル”発言でした。情報源となっていたのが信憑性に欠ける記事が多いことで知られるイギリスのタブロイド紙であったため炎上――。
彼女の言い回しは独特なんですよね。小難しい単語や副詞を多用して簡単な話を複雑にして煙に巻く。リテラシーのある人がよく聞くとおかしいと分かるけど、そうじゃない人は納得してしまいがちです。
テレビ側も了解済みだったと思いますが、視聴者受けが良かったんですよね。
テレビ局の人によると、学者系のコメンテーターは自分の専門分野以外の話題では間違っていたりしてツッコミが入るのを避けるため婉曲的な言い回しをする人が多いといいます。でも、三浦さんはズバッと、ハッキリ断定的な言い方をするので見ている人も気持ちよかったんじゃないですかね。
それと、女性で東大卒で美人。常に上から目線。テレビが好むタイプのコメンテーターだったわけです。
それに炎上と言っても、誰かを名指しで攻撃する発言は少なかったので、局に直接クレームが来るようなことはなかったといいます。だけど、今回の場合はどうしても夫の不正な行為と、それに関係している疑惑が生じていますからね」