■今回の騒動に加えて「瑠麗氏をテレビで使いづらい理由」

 今回の騒動で瑠麗氏は、「まったく夫の会社経営には関与しておらず」と関与を否定していたが、脳科学者の中野信子氏(48)との共著『不倫と正義』(新潮新書)で、以下のように話していた。

《お互いの会社の株をほぼ半々で持ち合っているし、それは財産分与なんかより確実ですよ》

 つまり“夫の会社経営に関与していない”と主張しているにも関わらず、“株主”ではあるのだ。

 加えて、清志氏の会社と瑠麗氏の『山猫総合研究所』は同じフロアでつながっていることも明かしているため、「一切知りえないというのは無理があるのでは」と指摘されているのだ。

 夫の不正行為や詐欺疑惑にかかわりがないのは本当かもしれないが、やはりテレビとしては使いづらいだろう。

 さらにネックになるのが、統一教会である。もともと瑠麗氏は統一教会については、はっきりした形ではないが“擁護派”とも見られていたという。直接ではないが、よくよく聞くと擁護しているように聞こえる発言もあったとされる。

 瑠麗氏は、2022年10月29日公開のYouTubeチャンネル『日経テレ東大学』に出演した際、「統一教会のいろんな手法は批判されるべき」としつつも、安倍晋三元首相を殺害した山上徹也容疑者の“献金問題で家庭崩壊した”という話には、「これはそんなに同情すべきか…ってのはあって。みんな1億円の資産ある人なんていないですから、そんなに。競馬でスッたって同じ」とコメントし、“論点がずれている”“たとえがおかしい”と非難されたのも記憶に新しい。

 さらに今回、夫の弁護士が統一教会関係の人間だったという話が浮上し、もはやテレビ局サイドとしては庇いようがなくなっているという。

 追い打ちをかけるように、タイミングの非常に悪い “デート報道”……。「テレビ局が、いま彼女を使えばクレームが入るだろうし、最悪の場合スポンサーも動き出すことになる。そうすると、この先は本当に難しくなるでしょうね」と前出の佐々木氏は推察しているという。