■内容は物議を醸した『水ダウ』だが……

『水ダウ』で2週連続での新作がなかったことに不満を抱く視聴者は多く、

《水曜日のダウンタウン、2週にわたってクソつまらなかった。「予算が尽きた」ってウケ狙いで言ってるだけかと当初は思ったけど、考えてみれば松本人志のスキャンダルでスポンサー降板してACに変わったし(※現在は復活済み)本当に予算入ってこないもんな》
《今まで面白いと思ってたのが不思議なくらい、先週から つまらない》
《予算を大幅削減されて、番組終了に持っていかれる…なんてことないよね?番組予算は1年ペースで決まってるんだろうから、単に配分ミスかな》

 といった声がX(旧ツイッター)に数多く寄せられている。

「打ち切りを心配する声や、“総集編にすることで松本さんの映像を使ってくれているんじゃないか?”という声もありましたね。

 4月3日放送回は通常通りのドッキリ系企画が予告されているので、年度変わりで予算面はクリアになっていそうです。ただ、スタジオでの笑いを作るのは難しい感じで、あらためて“松本さん不在”を感じさせるところがありましたね」(前出のワイドショー関係者)

『水ダウ』で感じられた“松ちゃん不在”――このダメージが特に大きいとされる番組は、フジテレビの『酒のツマミになる話(旧『人志松本の酒のツマミになる話』)。2月9日放送回から番組名が変わり、千鳥大悟(44)がセンターを務めているが、ここにきて数字が落ち込んできているという。

 現在、テレビ界では13歳から49歳までのコア視聴率が重視されているが、松本MC時の『酒のツマミ』はコア視聴率が3%近くあった。それが体制が変わり、3月15日が1.9%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、同22日は1.5%とかなり低くなってしまっている。

※画像は『酒のツマミになる話』の公式X『@cxSAKEnoTSUMAMI』より

 その他の番組でも徐々に表われてきているという“松本不在”による数字の低下。総集編を連発し、視聴者からの反感を買った『水ダウ』にもその余波が来ているのだろうか――。バラエティ番組制作会社関係者は話す。

「スタジオのトークなどのパワーダウンは間違いなくありますよね。ただ、数字面はいっさい変わっていない、と言ってもいいくらいの好調さです。

『水ダウ』は元々、ダウンタウン、そして松本さんが出演している番組でも特にコア視聴率が高い番組です。攻めた内容が高く評価され、若年層でもよく話題になる番組。だから、若い層の数字であるコア視聴率が高いんですよね。そして、同番組は“説”の検証VTRを観賞する企画ありきの番組ですから、その内容が良ければ松本さんがいなくても視聴者は見てくれますよね。

 ただ、もちろん、制作サイドは松本さんに帰ってきて欲しいというスタンスだといいます。松本さんと浜田さん、ダウンタウンが揃っての『水曜日のダウンタウン』ですからね」