■『だれかtoなかい』MC緊急就任が大成功

 ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を受け、旧ジャニーズ事務所からはタレントが続々と独立。二宮も2023年10月をもって退所し、個人事務所「オフィスにの」を立ち上げて新たなスタートを切った。

 退所後、すべてが上手くいっているとも言われる二宮。その象徴的な番組が『だれかtoなかい』(フジテレビ系)だろう。

 1月8日、ダウンタウン松本人志(60)が『週刊文春』を発行する文藝春秋との裁判に注力するために芸能活動を休止。中居正広(51)と松本の冠番組だった『まつもtoなかい』は2月4日の放送から『だれかtoなかい』に改題し、中居とともに二宮がMCに就任した。

※画像は『だれかtoなかい』の公式X(ツイッター)『@darekato_nakai』より

「緊急事態で、こちらもダメ元でオファーしたと言われていますよね。二宮さんは1月28日の放送にゲストとして出演していましたから、その進行の中で番組サイドからオファーがあり、MC就任を引き受けたのではないかと。『だれかtoなかい』のMCも、二宮さんが個人事務所所属で、自分ですべて判断できるからこそ、引き受けられたはずです」(前出の制作会社関係者)

 二宮が就任した結果、番組の視聴率、特に今、テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率は急上昇。SMAPと嵐という国民的グループの共演にファンは沸騰。《『だれかtoなかい』のMCが中居くんとニノって嬉しい 元SMAPと嵐の夢の共演、どんなゲストとマッチングするのかな 楽しみだね》といった声が上がったほか、《ニノ本当に周りを見ながらのMCが上手いなって改めて感じる》など、二宮の司会ぶりをあらためて評価する視聴者も少なくなかった。

「火中の栗を拾うではないですが、松本さんの空いた穴を二宮さんが埋め、番組、そしてフジテレビを救うことになったんです。先輩の中居さんの窮地に後輩の二宮さんが立ち上がったという見え方にもなり、タレントとしてこれ以上の上はないのでは、とも見られていた二宮さんの好感度と評価は、さらに上昇しました。

 3月31日の放送で番組を卒業することになりましたが、それは7月クールに他局で『だれかtoなかい』とまったく同じ時間帯に放送される主演ドラマ『ブラックペアン』(TBS系)の続編の撮影のためですからね。同ドラマも旧ジャニーズ事務所に残っていたら実現はしなかったかもしれません。CMスポンサー企業は、いまだにジャニー氏の件を重大視していますからね」(前同)