■内容もどこかで見たことある?
「また、再会した同級生と交際することになるが、意識不明の重体になるというのは、同枠前期の『君ここ』を思い起こさせます。
さらに、高校時代と現在の異なる時間軸を描くというのも、『君ここ』と同じ。“どこかで見たことある”と感じると、視聴者は素直にドラマ世界に入れないんですよね」(前出のドラマライター/ヤマカワ)
その『君ここ』は、主人公・雨(永野芽郁/24)が五感と引き換えに、愛する太陽(山田裕貴/33)の命を救おうとしたのに、最終回で太陽が身代わりに死を選ぶという、「ここまで引っ張ってそれ?」な拍子抜けラストで、視聴者を困惑させた。そのイメージがつきまとうのは、喜ばしいことではない。
とはいえ、メインは広瀬と眞栄田という脂の乗った2人。既視感のある設定を、見事な演技で吹き飛ばすことに期待したい。