■よみがえる黒島結菜『ちむどんどん』の悪夢

 これらの強烈な秋月の行為に視聴者は困惑。ツイッター上には「やばっ、見ながら(秋月さん)うざって言ってしまったわ」「勝手に押しかけて急に現れて、“私は先生の事は何でもわかるのよ”みたいな顔して居座ってる感じの秋月さんが何ともイラついてしまう朝」など、非難の声が多くあがっていた。

「これまで悪人がほとんど出てこなかった『舞いあがれ!』でしたが、やっと嫌われ役が出てきて盛り上がってきました。ただ、秋月は、うまくいっている男女の間に割りこんでくるという、主婦の視聴者が多い朝ドラでは一番嫌われるパターンなので、非難の声が多いのも当然でしょう。ちょっと、『スカーレット』の三津(黒島結菜/25)を思い出しましたね」(ドラマライター・板橋六郎)

 2019年後期に放送された『スカーレット』では、三津は喜美子(戸田恵梨香/34)と夫の八郎(松下洸平/35)の家に住み込んで陶芸の修業をしていた。しかし、八郎に想いを寄せるようになった結果、貴美子と八郎の関係悪化に影響を与えてしまい、放送当時はその略奪愛ぶりに非難の声が多くあがったのだ。

 黒島はその後、さまざまなドラマや映画に出演し、22年の『ちむどんどん』でついにヒロインの座を射止める。しかし朝ドラファンの間では『スカーレット』の三津の印象が強かったためか、「あの略奪愛の子でしょ」と、歓迎ムードとはならなかったのだ。過剰なドタバタが嫌われたこともあってか『ちむどんどん』は不調に終わったのだが、三津のイメージも少なからず影響したことは間違いない。