「皆さんから『見に行ったよ』と言ってもらえました。プライベートの友達からもですね。アーティストは『新しいインスピレーションをありがとう』とも。ありがたいなと思います」
木村拓哉(50)が2月5日に大ヒット御礼舞台挨拶でそう話していたのは、1月27日に公開がスタートした主演映画『THE LEGEND&BUTTERFLY(レジェバタ)』のこと。
総製作費20億円をかけた東映創立70周年記念作品となった同作は、公開9日間で動員83万人超で興行収入10億円を突破したと発表されたのだ。
一見すると上々な数字だが、2月13日付の『FRIDAYデジタル』では、実は同作が“赤字危機”にあることが報じられている。
「東映は興行収入の目安として、50億円を想定しているといいます。製作費以外にも、宣伝費やらなにやらでとんでもない金額をかけていますし、原則として映画業界は売り上げの45%ほどを上映館が得ますからね。
『レジェバタ』はスタートダッシュの成績こそ抜群でしたが、2月6日に発表された3~5日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で2位に落ちてしまった。さらに、木村さんが過去に主演した時代劇映画『武士の一分』の興行収入が41億円ほどだったので、このままだと目標金額50億円には届かない可能性が浮上している、と報じられています」(ワイドショー関係者)
興行収入が40億円を大きく下回った場合、東映は総製作費20億円を回収できない赤字となってしまう――。そう『FRIDAYデジタル』は推察していた。
「さらに聞こえてくるところによると、製作費は20億円では済まなかったという話なんです。大友啓史監督(56)がこだわりにこだわりまくった結果、30億円に近い製作費になったともささやかれていますね。さらに、気合いを入れた宣伝費もかなりの額……。
木村さんには当然、その辺りの話は入っているでしょう。PRのために、とんでもない数のテレビ番組などに積極的に出演していて、映画会社サイドからすると本当にありがたい主演俳優ですよね。ただ、“主演映画が大赤字”となってしまうと、木村さんにとってもキツいレッテルになる。だからこその宣伝活動での奮闘なのかもしれませんね」(前同)
そして、そんな木村には、追い打ちとなるようなピンチが待ち受けているとうのだ。