■“オワコン状態”突入の「月9」主演は超不利!?

 前出の制作会社関係者は話す。

「より深刻なのが、コア視聴率です。コア視聴率は13歳から49歳までの個人視聴率で、CMスポンサーの商品を買ってくれる購買層からの支持が分かる数値。今、テレビ各局が最も重視している数字です。

『女神の教室』は、この数字が取れていなくて、2月6日放送回ではテレビ東京を除いた主要キー局で最下位のコア2.0%という数字を出してしまいました。もはや、1%台も視野に入ってしまっている状態です」(前出の制作会社関係者)

 2月6日の『女神の教室』をコア視聴率で苦しめるのは、日本テレビとTBSの2局だった。

 王林(24)とローラ(32)がゲスト出演した『しゃべくり007』(日本テレビ系)と、「古代ローマの沈没船発掘旅」に密着した『クレイジージャーニー』(TBS系)だ。

「『クレイジージャーニー』がコア2.7%、『しゃべくり007』に至っては、『女神の教室』の3倍弱となる5.6%も取っていました。

 怖いのは、『女神の教室』が単純に数字が取れていないこと以上に、ひと昔前の“月曜の夜はとりあえず『月9』を見よう”という空気感が完全に薄れてしまっていること。

『しゃべくり007』は常に高いコア視聴率を取りますし、特番を経て2022年10月から“月9”でスタートした『クレイジージャーニー』も、着実に若い視聴層から支持を得ている。月9の数字がどんどん削られているんですよ。

 木村さんは“視聴率男”と呼ばれているだけに、巻き返しを期待したいですが、日テレの人気バラエティとTBSとダウンタウン松本人志さん(59)がタッグを組んだ本格派紀行バラエティを前に、月9のブランドイメージそのものが、オワコン状態になりつつあります。フジテレビサイドから見れば、もはや、構造的な視聴率の不調問題となってきていますね……」(前同)

“主演映画の赤字危機”と“主演ドラマ枠の低視聴率”という二重苦。木村は覆せるのか――。