■視聴率俳優が実力を見せつけた

「長谷川さんは“視聴率俳優”ですよね。安藤サクラさん(38)の夫役で出演したNHK連続テレビ小説まんぷく』(18年度後期)は、過去2年間で最高値の期間平均視聴率21.4%を記録。主演のNHK大河ドラマ麒麟がくる』(2020)は世帯平均視聴率14.4%で堺雅人さんの『真田丸』(2016)以来4作ぶりに14%を超えるなど、近年は素晴らしい結果を残しています。

『アンチヒーロー』も、それを証明するかたちになりましたね」(テレビ誌編集者)

【以下、『アンチヒーロー』第1話のネタバレを含みます】

『アンチヒーロー』第1話は、勤務先の工場の上司を殺害した容疑をかけられている緋山啓太(岩田剛典/35)を、主人公の明墨正樹(長谷川)たち弁護士サイドが無罪にするため奮闘する様子が描かれた。しかし、その過程で嘘の法律を使って検察側の証人を脅したり、子どものあやふやな記憶力を悪用したようなシーンもあり、長谷川演じる正樹が単純な正義の弁護士ではないことが示唆されている。

 第2話は、4月15日に行なわれた最速試写会で「ラスト10分に衝撃の新展開」があることが明らかになっていて、多くの参加者がその展開に驚愕したという。

※画像はNetflixJapanの公式X『@NetflixJP』より

「第2話のラスト10分では驚きの展開が待っているということで、“無罪になるけど本当に犯人だったのでは”とか“無実を証明できず主人公の敗北で終わるのでは”といった考察、展開予想がX(旧ツイッター)では多く飛び交っていますね。

『アンチヒーロー』は『VIVANT』と同じく、事前にドラマの詳細をほとんど明らかにしない方針で、情報量がまだまだ少ない。ですので、視聴者を“裏切る”展開を期待する声も非常に多いですね」(前同)