■最後は井ノ原頼みの現状

 3月2日、STARTO社取締役COOの井ノ原は、FAMILY CLUBの公式会員サイトにメッセージを掲載。

 ドームイベント『STARTO!!』の告知、昨年にジャニー喜多川氏(享年87)の問題の影響で『カウントダウンコンサート』を開催できなかったことに対するお詫びなどを綴り、最後に「出演タレント一同、お会いできることを楽しみにしています」と呼びかける内容だった。

「井ノ原さんは、滝沢秀明氏(42)が2022年10月に電撃退所し、引き継ぎもほとんど行なわれない状況で藤島ジュリー景子前社長からAnnex(旧『ジャニーズアイランド』)の代表取締役社長に指名されたことを筆頭に、とにかく会社に頼られまくっている印象が強いですよね。

 特に昨年9月、10月の事務所の会見は、本来はSMILE社の社長に就任が決まっていた東山紀之氏(57)と、退任するジュリー氏だけ出席する予定だったのが、“2人だけでは無理”と井ノ原さんも参加することになったと言われていますね」(ワイドショー関係者)

 10月の会見では、井ノ原が、大人がルールを破る姿を子どもたちに見せたくない、として一部の興奮する記者を諫めて会場から拍手が起こるなど、全体的に会見を仕切っていた。

 井ノ原が、4月から本格始動するSTARTO社のCOOに就任してからも、“イノッチ頼み”なところは大きい。

 福田氏は12月9日に行なわれた報道陣の取材に「僕はただ経営をする人」と発言。タレントへの向き合い方は井ノ原にお願いする旨を、明かしていた。

 福田氏は同日に配信された『文春オンライン』のインタビューでも井ノ原は経営、福田氏はタレント養成が分からないため、お互いに役割分担をしている、と話している。

 そのため、今回のSTARTO社の船出ライブ発表に対しても、

《イノッチからのメッセージもあるけど、なんかイノッチのこと盾にしてない???》
《メッセージがいちいちイノッチなのも無駄に責任負わされてるっていうか社長よりは高い好感度で誤魔化そうとされてるんじゃというか普通トップだろ》
《イノッチも自身のドラマ(※4月にテレビ朝日で放送予定の『特捜9』)やJrの公演で忙しいのに矢面に立たされてばっかりなのちょっとしんどい頑張りすぎないでね!応援してるから》

 といった声が、Xに多く寄せられているのだ。

「STARTO社はエージェント制度の導入など多くの変革をしようとしているし、実際にさまざまな改革を実行していっています。

 しかし、“イノッチ頼み”というところは変わっていなさそうですよね。滝沢さんの後を急に任されたり、昨年の2度の会見と同じように、最終的には、すべて井ノ原さん頼みになってしまい、彼が前面に出ることになると。

 井ノ原さんは4月3日から始まる主演ドラマ『特捜9』を筆頭にタレント業もあるし、ジュニアの育成も任されている。どう考えても超多忙なのに、新会社のCOOとして矢面に立ち、トラブルの際も対応を迫られると。井ノ原さんの当たりの柔らかさからくるイメージの良さ、好感度の高さに依存しているようにも見えますよね。

 彼が不在となればどうなるのか。変革を進めるSTARTO社の、大きな課題のひとつなのかもしれませんね」(前同) 

 ファンからは“頼りすぎ”“盾にしている”という怒りの声、また心配、同情の声も上がるSTARTO社COO・井ノ原快彦。多忙な日々に、気苦労は絶えなさそうだ。

(2024年3月3日公開)