■超セレブアナに夕方ニュースのMCは適任?

『イット!』は『Live News it!』のタイトルで2019年4月にスタート。フリーになった加藤綾子(39)がMCを担当していたものの、視聴率が伸び悩み、2020年9月に『イット!』に改題し、彼女と同期入社の榎並アナが投入された。

「彼は当時、『バイキング』の進行役を担当していて、同番組が『バイキングMORE』にリニューアルするタイミングでもあったのですが、『バイキング』から強引に引き抜いてきたようなもの。“同期のカトパンがピンチだから”と急遽、連れて来られたような人事だったといいます。

 それなのに今回、局内、スタッフ受け抜群の榎並さんを『イット!』からあっさり出し、65周年ということでフジテレビと特に関係がない青井アナを起用すると。これが、青井アナでなく、TBSの安住紳一郎アナ(50)レベルの、圧倒的に有名で実力も確かな人なら局内も“仕方ない”となったのでしょうが、現在は、“青井アナはどこが凄いの?”“榎並が変えられるほどなの?”となっていますよ。

 榎並アナはこの春に復活するスポーツ番組『すぽると!』に移籍すると噂されていますが、フジ上層部の強引な人事に、局内には怒りがうごめいていますね。

 そして、青井アナは、一部では“チャラい”というイメージも持たれてしまっていることも、反発を招いている要因の1つでしょうね」(同)

 青井の妻はテレビ東京の相内優香アナ(38)だが、2010年には『ニュースJAPAN』(フジテレビ系)のキャスターだった秋元優里元アナ(40)との交際が報じられたこともあった。

「モテ男である青井アナにはほかにも女子アナとの噂が出ていましたよね。

 また、祖父が丸井の創業者という超のつく御曹司である青井アナ。先の1月には、長年、上司の許可を得ずに親族企業からの役員報酬を得ていたとして、昨年12月に兼職を禁止する服務準則に基づいて厳重注意処分を受けていたことが明らかになりました。役員報酬は返納し、役員は退任するとのことですが、そんなド級のセレブの彼が、庶民の生活に密着する夕方ニュースのMCにふさわしいのか、という議論もあるといいます。

 青井アナにはそういったもろもろの問題もあり、フジ内部からは今回の『イット!』のリニューアルには、“なぜ青井アナなんだ”“榎並を飛ばすなんてふざけんな”といった声が出ていると。特にアナウンサーたちは怒り心頭だといいますね。

 しかし、青井アナの起用と榎並アナの異動はすでに決定事項。アナウンス室、スタッフにも“榎並さんが良かった”という思いがうずまいており、4月に大幅リニューアルを敢行する『イット!』ですが、ライバル局を倒さんと上を目指していけるような状態ではないともっぱらですね」(前出の制作会社ディレクター)

 どうやら全く歓迎されていない模様の青井アナ。そんな彼が新たなMCとなる4月からの『イット!』はどうなるのだろうか。

(2024年2月9日公開)