■平野「誰がセンターになっても…」

 また自分の、のそのそした歩き方を「おっさん」と評し、スタッフに「アイドルらしくないところが親近感が湧いた」と言われたこと、変にアイドルぶらない理由は「逆にファンにウソをついてしまうことになるので、ナチュラルな僕を好きになってもらいたい」というポリシーゆえとも、平野は明かしていた。

「デビューの時点で”アイドルの自分“に葛藤があり、そしてその後、目標だった海外進出がいつまでも果たせない状況が続いた。その結果、訪れた“限界”が、昨年11月4日の脱退発表だったのかもしれませんね。

 平野さんがグループについて語っていた目標の1つは叶っていただけに……残念ですね」(前出のワイドショー関係者)

 前出の『RIDE ON TIME』で、平野はキンプリについてこう語っていた。

「誰がセンターになっても違和感のないグループになったら、最強なんじゃないかなって」

 実際にその後のキンプリは、神宮寺が若干露出が弱い程度で極端な人気の格差もなく、楽曲についても全員がセンターを張れるまでに成長していた。

 デビュー5周年に向けていよいよこれから――という矢先に起きたのが、脱退騒動だったのだ。

 なお、『RIDE ON TIME』の同場面で、“残留組”となる永瀬廉(24)と高橋海人(23)は、それぞれキンプリについてこう話していた。

「おっさんになっても、恥ずかしげなくKing&Princeですって言える大人になりたい」(永瀬)

「ずっと今のままでいたい。6人のちょっとシャイで、わちゃわちゃして、みたいな」(高橋)

 デビュー当時からキンプリというグループに誇りを持っていたことが伝わってくる言葉であり、永瀬も高橋もメンバーを大切に思っていたことが分かる。