■木村拓哉『教場』に期待だが

「教室での会話劇が展開することが多く、全体的に地味なんです。知っているようで知らない、身近な法律をテーマにするのは新鮮なのに、そこからストーリーが広がらないのが残念。ようやくミステリ要素が入ってきましたが、時すでに遅しでしょう」(ドラマライター/ヤマカワ)

 今期のフジテレビ系のドラマは、月9ドラマ枠の今作に加えて、水10ドラマ『スタンドUPスタート』は爆死寸前で、かろうじて木曜劇場『忍者に結婚は難しい』が健闘している状態。同局としては、次期放送の月9ドラマ『風間公親 教場0』に主演する、木村拓哉(50)に期待したいところだろう。

「キムタクでも安心できません。主演映画『レジェンド&バタフライ』は初週こそ観客動員ランキングで1位を獲得しましたが、その後は『鬼滅の刃』などのアニメ勢に押されて後退しています。キムタクはたしかにビッグネームですが、かつてのように“大ヒット確実”とはいかないようです」(同上)

 かつては視聴率20%超えが期待できた月9ドラマだったが、ここ数年は1ケタ台に沈む作品もあり、以前のような勢いはない。今期も夜10時枠のドラマ『罠の戦争』(カンテレ)に負ける逆転状態で、『風間公親 教場0』も『女神の教室』の負の影響を受け、2期連続の失敗とならないことを願いたい。