■“追いデレラ”で思い出される“花摘み運動”

「SMAPも、解散騒動直後の『オリコン』2016年1月25日付週間シングル・アルバム両ランキングで売り上げが急上昇。5作品がランキング圏外(TOP200)から急上昇して、シングルTOP100入りする出来事がありました。ここでも“追いデレラ”に通ずる“花摘み運動”というのがありました」(前出のワイドショー関係者)

“花摘み運動”とは、SMAPの代表曲『世界に一つだけの花』の購買運動のこと。解散騒動は2016年1月から取り沙汰されたが、新譜でもなければ特典があるわけでもない『世界に一つだけの花』は、その年の12月8日時点で300万を超える売り上げを記録した。1月から12月にかけて、40万枚以上売れたと言われている。

「“分裂”と“解散”――違いはありますが、ファンの熱狂ぶりを見ると本当にキンプリには令和のSMAPになれるポテンシャルがあった、と実感させられますよね。

 今回の“ミリオン達成”は前向きな話題でのシンクロでしたが、平野さん、岸さん、神宮寺さん脱退発表時のネガティブなシチュエーションも、SMAPとキンプリは悲しいまでにシンクロしていましたよね……」(前同)

 2016年1月初頭、スポーツ紙や週刊誌などで「SMAP解散」が大きく報じられたことを受け、同1月18日放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で、SMAPのメンバーは黒いスーツに身を包み、ファンへ謝罪を行なった。

 しかし、その内容が“ネクタイの色や言葉から事務所サイドの木村拓哉(50)と、『戦犯』である稲垣吾郎(49)、草なぎ剛(48)、香取慎吾(46)、中居正広(50)”というの構図をハッキリ強調している異常な光景だったため、“公開処刑”と批判の声が殺到。「事務所の闇を感じた」と、多くのファンがジャニーズ事務所に不信感を抱いたまま、結局、SMAPは同年8月に解散が正式決定してしまった。