■SMAPと被る……“闇を感じさせる”キンプリの脱退報告

 一方のキンプリの場合、脱退発表は11月4日23時に公式ファンクラブに投稿された動画で行なわれたが、こちらでも、

“ジャニーズに残留する永瀬と高橋が『腰から上半身を倒す深々としたお辞儀』をしたのに対し、辞める岸、平野、神宮寺は『首を下げる程度』。いつもの平野らはもっと礼儀正しく頭を下げる“

“残留する永瀬と高橋が明るい色味のスーツを着用し、辞める岸、平野、神宮寺は暗めのスーツを着ている”

 という構図があり、多くのファンが「SMAP解散騒動の時と同じ」「お辞儀が雑なのは、事務所への最後の抵抗ではないのか」と嘆いたのだ。

「ただ、SMAPとキンプリには当然、違いはある。『スマスマ』の謝罪以降、グループ間の空気が目に見えて悪化していったSMAPと異なり、キンプリはグループ間の雰囲気は円満そのもの。

 また、解散騒動後は、ほとんど歌手活動ができなかったSMAPと逆に、キンプリは脱退発表後も新譜を出したり、『NHK紅白歌合戦』などの音楽番組で生歌を披露し続けています。『オリコン』のミリオン達成についても、岸さんを代表に“グループ全員”でファンにお礼を言えましたからね」(前出のワイドショー関係者)

 2022年末の『紅白』前の囲み取材で、岸はミリオンヒットについて、

「たくさんの方のおかげでミリオンを取れましたし、この紅白を通してパフォーマンスを思い切りやって、たくさんの方に恩返しできたらなと思っております」

 とコメント。キンプリはその後の『紅白』本番で素晴らしいパフォーマンスを披露した――。

 SMAPとキンプリ。個性豊かな5人のメンバーが躍動する国民的グループ。そして、個々が見る未来が異なっていき、進む道を違える過程で、事務所との間に大きな軋轢が生じたと考えられる両者。さらに、そんな彼らを支えようとするファン――2つのグループにシンクロが起きてしまうのは、自然なことなのかもしれない。