■SMAP解散で起きることを予測して「スマ」から「スマイル」へ

 阿部氏はとんねるず石橋貴明(62)と中居がMCを務めた『うたばん』をはじめ、今やゴールデンの大人気音楽番組となった『COUNT DOWN TV』のプロデューサーを担当。その後も石橋や中居の番組に携わったほか、『ぴったんこカン・カン』や『音楽の日』など、安住紳一郎アナウンサー(50)も積極的に起用してきたという。

※画像は『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』の公式X(ツイッター)『@kinsuma18_tbs』より

「阿部氏は神奈川県藤沢市出身ですから同郷の中居さんとは特に懇意にしていた。両者の関係性は深く、だからこそ早く情報を入手し、SMAPの解散騒動で起こる展開を予測。近い未来に迫る番組存亡の危機を迅速な判断で回避できたのではないでしょうか。先を読む力が優れている、まさに慧眼ですよね。

 さらに阿部氏がすごいところは記憶力がずば抜けているところだといいます。10年以上会っていなかった人のことでも、名前、立場などよく覚えているそうですよ。ビジネスにおける知見、過去のトラブルや対策方法もしっかりと頭に入っている、だからTBSホールディングスのトップにまで登り詰められたんでしょうね。

 ヒット番組を連発し、現在のTBSをつくり上げたような人物ですから出世は当然。かねてより“将来は社長になる”と言われていて出世レースのど真ん中にいた人でもあります」

 そんな阿部氏がついにTBSホールディングスの社長に就任。TBSテレビの代表取締役社長には龍宝正峰取締役(59)が昇格することも明らかになった。TBS内部ではこの2人が出世レースでデッドヒートを繰り広げており、阿部龍二郎氏と龍宝正峰氏の争いは「TBS内で“龍の闘い”と言われていた」(前同)というが、このたび揃って社長に就任することになったようだ。