■『ポツンと一軒家』のコア視聴率は『イッテQ』の5分の1

 強盗犯罪の犯人は外国人とは決して限定できないが、危惧する意見が相次いでいる『ポツンと一軒家』。制作会社関係者が話す。

「たしかに、住まいや家族構成、ライフスタイルを全国に公開するというのは昨今のご時勢ではたしかにリスクがありますよね……。有識者やSNSにも指摘がありますが、こういった犯罪がさらに増えていけば『ポツンと一軒家』への批判はますます高まっていくでしょうね。

 同番組は、世帯視聴率は悪くないですが、テレビ局側も対応を検討する必要が出てくるかもしれません」

 5月12日の『ポツンと一軒家』の世帯視聴率は11.0%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と、NHK大河ドラマ光る君へ』よりも高く、同時間帯トップだった。

 一方で今、テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率は1.1%と、日曜ゴールデンの番組としてはあまりにも低い数字だったという。

※画像は『光る君へ』の公式インスタグラム『@nhk_hikarukimie』より

「同時間に放送されている日テレのバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』は世帯は8.6%だったものの、コア視聴率は5.9%という高視聴率。ですので『ポツンと一軒家』は5倍以上も引き離されているんです。テレビ各局では今、世帯視聴率ではなくコア視聴率で広告単価が決まってきますから、局にもたらす広告収入は『イッテQ!』のほうが圧倒的に高いはずです。単純計算したら“5倍の価値”ですよね。

 所ジョージさん(69)、林修さん(58)という人気者2人が出演。2018年10月のスタートから、シニア層を中心に世帯視聴率では好調の『ポツンと一軒家』ですが、広告収入という面では局に大貢献できているとは言えないとも考えられ、絶対安泰という立場ではないでしょう。さらに“ポツンと一軒家”を狙った犯罪がどんどん増えていけば、いよいよ番組の存続も危うくなっていくのではないでしょうか」(前同)

 シニア層を中心に多くの人が楽しんでいる『ポツンと一軒家』だが、番組の今後は、明るいものではないのかもしれない――。