5月17日、篠原涼子(50)とバカリズム(48)のダブル主演ドラマ『イップス』(フジテレビ系/金曜夜9時~)の第6話が放送される。
『イップス』は、何らかのきっかけでこれまでできていたことが突然できなくなる症状“イップス”に悩む小説家・黒羽ミコ(篠原)と刑事・森野徹(バカリズム)が協力して事件を解決する、視聴者には最初から犯人が分かっている“倒叙ミステリー”作品。
“最初から犯人が分かっている”という点が田村正和さん(享年78)主演、三谷幸喜氏(62)脚本の『古畑任三郎』シリーズ(フジテレビ系/94~06年)を彷彿とさせることから期待の春ドラマとして注目されていて、第5話(10日放送)では篠原演じるミコが古畑のものまねをするシーンもあったが――。
___ 第6話予告___ᝰ✍️👮
— 金9『イップス』フジテレビ4月ドラマ公式 (@yips_fujitv) May 10, 2024
第5話のご視聴
ありがとうございました🙇♀️🧡
第6話はなんと…
森野(#バカリズム さん)が
誘拐されてしまう⁉️
どうやらミコ(#篠原涼子 さん)の
書いた小説が関係しているようで… 🤔
急展開の第6話⚠️
放送をお楽しみに‼️#TVer のお気に入り登録はこちら- 📺 -… pic.twitter.com/0XSxXFVV9Z
「現在、テレビ界は13~49歳の個人視聴率・コア視聴率を最重要視していますが、『イップス』の第5話はコア1.4%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)と、非常に厳しい数字なんですよね……」(制作会社関係者=以下同)
『イップス』は“倒叙もの”というキャッチーさ、主演が実力派俳優の篠原、マルチな才能を持つバカリズムであること。そして脚本をバナナマンと親交が深く“第3のバナナマン”とも言われるなど芸人界、バラエティ界では絶大な信頼を置かれている作家・オークラ氏が担当と、面白そうな要素は多いが、何がマズいのか。
「主演2人のテンポの良い会話劇は面白いのですが、各事件が解決されるまでの流れがあまりにも淡々とし過ぎていて盛り上がりの山がない――そんな声が多いんです。『古畑任三郎』という、あまりにも偉大な作品と比べられるところもあり、それも非常にキツいですね。
でも『イップス』を見ているとやはり、いかに田村正和さんの演技と三谷幸喜さんの脚本が素晴らしかったかがわかります。面白すぎてどんどん引き込まれていく――『イップス』よりも『古畑』の再放送が見たくなってきますね……」
その『古畑任三郎』は5月24日からフジテレビの「ハッピーアワー」(月~金、第一部は後1時50~2時48分、第二部は後2時48~3時45分、関東ローカル)で放送されるのだが、制作会社関係者は続ける。
「実は、4月クールの連ドラは全体的に苦戦していて数字が落ち込んでいるんです。コア視聴率が1%台に落ち込んでしまったGP帯の連ドラは『イップス』だけではありません。経緯が経緯だけにやむを得ない感じもしますが、SixTONESの森本慎太郎さん(26)主演作『街並み照らすヤツら』(土曜夜10時~)も厳しい。第3話(5月11日)がコア1.2%でしたね」