嵐の二宮和也(39)が主演、波瑠(31)がヒロインを演じる映画『アナログ』が、今秋公開されることが2月17日に明らかになった。
原作は、ビートたけし(76)による同名の恋愛小説。すべてがデジタル化されている世界だからこそ、当たり前の「誰かを大切にする」という気持ちを書きたくなったという本作は、刊行から約1か月で10万部を突破。6月20日には集英社文庫からあらためて刊行予定。
映画は、二宮演じる手作り模型や手書きのイラストにこだわるデザイナーの水島悟が、自らが内装を手がけた喫茶店「ピアノ」で、波瑠演じる謎めいた女性・みゆきと出会う。自分と似た価値観を持つみゆきに惹かれた悟は、意を決して連絡先を聞くが、なぜか彼女は携帯を持っていなかった――というところから2人は関係を深めていく。
監督を務めるのは映画『ホテルビーナス』や『鳩の撃退法』などを手掛けたタカハタ秀太氏(60)。脚本は『宮本から君へ』、『MOTHER マザー』などで知られる港岳彦氏(48)が務める。
「自身の小説が映画化、それも二宮さんと波瑠さんが演じてくれるというのは、たけしさんにとっても嬉しいでしょうね。
そして実は、たけしさんが『北野武』名義で監督を務める映画『首(仮)』も“お蔵入り危機”だと報じられていましたが、ここにきて何とか調整がついて再び公開に向けて動き出したそうなんです。たけしさんも一安心といったところではないでしょうか」(制作会社関係者)