■たけしがKADOKAWAに「1億5000万円を要求」報道

 たけしの同名の長編歴史小説を原作に、西島秀俊(51)が主演を務める映画『首』は、2021年10月にクランクアップし、編集も9割近く終わっていたものの、金銭問題などを理由に製作するKADOKAWAと契約を巡るトラブルに発展。実質的に“お蔵入り状態”になっていると、2022年8月に『デイリー新潮』が報じた。

 映画は3億円強をKADOKAWAをはじめとする数社が出資することになっており、Netflixに動画配信の権利を買ってもらうことで、さらに10億円ほど得ようとしていたという。

 これを知ったたけしサイドが「こっちにも寄越せ」となり、10億円の15%にあたる1億5000万円をほのめかしてきたが、そのような契約はないため、KADOKAWAサイドが難色を示したところ、トラブルに発展したとKADOKAWA関係者は証言していた。

 たけしサイドの弁護士は金銭関係の要求は否定したが、各契約について早期の締結を要求していたものの、なかなか締結されないため、編集などの作業をストップしていると、お蔵入りしそうなことは認めていた。