■4月期の土ドラは2枠とも厳しい数字

 放送前から小芝と福原の“べらぼうリレー”は注目を集めていて、

《夏の日テレ土曜日は、土9が小芝風花ちゃんで土10が福原遥ちゃん!好きな2人が連続で見れるなんて嬉しいなぁ!内容も戦うヒロインっぽくて面白そうで楽しみ!》
《小芝風花ちゃんも、福原遥ちゃんも7月期の連ドラ主演なん!日テレさんよ…さすがやな。》

 といった期待の声がX(旧ツイッター)に多く寄せられているのだが――制作会社関係者は話す。

「視聴者だけではなく、日テレサイドも本当に小芝・福原ペアに同局の土曜日を託し、期待しているところはあるでしょうね。日テレは今年4月に大幅な改編を行ない、土曜ドラマの枠を増設。従来の土10枠に加えて土9枠を新設して、その第1弾が今田さんの『花咲舞が黙ってない』だった。

 しかし、現在放送中の4月クールは『花咲舞が黙ってない』も『街並み照らすヤツら』も低調で、コア視聴率は枠の存続も危ういような非常に低い数字になっているんですよね……」

※画像は『花咲舞が黙ってない』の公式X『@hanasakimai2024』より

 コア視聴率は、現在のテレビ界が最重要している13~49歳の個人視聴率のこと。この数字がCM単価に直結するとされ、特に日テレはこの4月から“各番組の評価はコアのみ”となったという。

 しかし、5月25日に放送された『花咲舞』の第7話はコア視聴率1.8%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)、『街並み照らすヤツら』の第5話にいたっては0.8%……。1%台と0%台という、非常に厳しい状況である。

「4月のコア視聴率トップのTBS日曜劇場の『アンチヒーロー』は、4%を優に超える数字を叩き出しますから、日テレの2つの土曜ドラマがいかに厳しいかは分かりますよね。

 数字が取れない理由はさまざま言われています。1つは、『花咲舞』の直前の時間帯で4月13日からスタートした音楽番組『with MUSIC』(夜8時~)が当初、数字が全く上がらず、後に続く『花咲舞』と、『街並み照らすヤツら』にも影響が出たこと。

 そして、ドラマそれぞれでは、『花咲舞』は過去作の存在、『街並み照らすヤツら』は番組制作の経緯が、不振の原因と見られていますね」(前同)