1月に放送開始した冬ドラマは中盤戦に入ったが、注目度の高かったドラマが視聴率で惨敗するなど、意外な展開を迎えているものが少なくない。視聴者の期待が高かったのに離脱者が相次いだドラマには、どんなガッカリポイントがあったのだろうか?
まず、火曜ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)は、広瀬すず(24)が同局系の連ドラに初主演で、メンバーが5月22日をもって脱退することで話題になっている、King & Princeの永瀬廉(24)と共演することが注目を集めていた。
さらに、脚本を『ロングバケーション』(フジテレビ系)や『オレンジデイズ』(TBS系)など、数々のヒット作を手掛けている、“恋愛の神様”こと北川悦吏子氏が担当。“最後”につづる青春ラブストーリーとも言われており、北川氏の集大成となると期待されていた。
しかし、初回から多くの視聴者が、「偶然が多すぎるし、設定に無理あるし、感情移入しにくくて内容に共感しづらい」などと違和感を覚えていて、広瀬と永瀬の好演のムダ使いという声も。2月14日放送の第5話の段階で、平均世帯視聴率は6%台に沈んだままだ。
ドラマは後半に向け、広瀬はファッションデザイナーに、永瀬はミュージシャンの道へと進むようだが、火曜ドラマ枠の視聴者が期待するような、2人の胸キュンシーンは少なめ。それどころか、お互いが惹かれ合っていく心理描写も少なく、思い入れができないことも失敗の一因だろう。