■『Get Ready!』は演出がダメ?

 また、日曜劇場『Get Ready!』(TBS系)は、多額の報酬と引き換えに、秘密裏に患者の命を救う謎の闇医者チームと、そのチームを率いる孤高の天才執刀医・エースを軸に物語が展開されていく、妻夫木聡(42)が主演する完全オリジナルの医療エンターテインメント。

 共演は藤原竜也(40)や鹿賀丈史(72)などの名優揃いなうえ、ゲスト俳優も豪華。さらに、『ケイゾク』や『TRICK』シリーズ、『SPEC』シリーズなど、多くの大ヒットドラマや映画を手掛けた、堤幸彦氏が演出することも話題になった。

 堤氏の演出といえば、ダジャレや小ネタをふんだんに散りばめる、“遊び”の作風が人気だが、残念ながら本作では不発。主人公たちはターゲットとなる患者の前では仮面で顔を隠し、「Get Ready!」という決め文句でオペを開始するなど、まるで特撮ヒーロー物のよう。

 視聴者は「日曜劇場らしくない」などと違和感を覚え、さらに、ダークな雰囲気を和らげるはずの、藤原のボケもスベリ気味。平均視聴率は4話以降、1ケタ台にダウンし、同枠としては物足りない数字だ。本作の中二病的世界観と小ネタの組み合わせは、重厚なドラマを好む日曜劇場ファンには合わなかったようだ。