■今後、ウェディングフォトに求められるもの
なお、ロケーションフォトを多く手がける同社では、「ここで撮影したい」という希望スポットがあり、その場所の撮影許可が下りれば全国どこでも対応可能。最近はより2人らしい個性を大事にするニーズも増えてきたという。
「2人で初めてデートに行った場所や思い出の場所、共通の趣味に関するものを記念として写真に残したいという方は多いですね。サウナが2人の趣味だから、サウナで撮影をしたいといったケースもありました。
また、渋谷のスクランブル交差点や原宿周辺の裏路地のような場所などといったストリート系、意外なところでは、神奈川県・三浦半島の城ヶ島などの絶景スポットが最近は人気です。あくまでも自分たちが主体となって場所を選ぶ。お2人らしさを大事にされる方が増えてきていて、これからもっとそういうニーズは増えてくるのではないかと思っています」(前出の株式会社デコルテの広報担当者)
スマホやSNSで写真を撮影し、記念日として記録するのも手軽になった現代、ウェディングフォトのあり方も変容しているということなのかもしれない。