■STARTO社タレントのメインパーソナリティーはナシの情勢

 さらに、前述のように今回『24時間テレビ』は、テーマを『愛は地球を救う』から『愛は地球を救うのか?』に変更したが、この対応にも数多くの批判が出ている。

 今年度の『24時間テレビ』は、第1回(1978)から第46回(2023)まで一貫してきたテーマ『愛は地球を救う』を、『愛は地球を救うのか?』と疑問形に変更。約半世紀続いてきたタイトルの意味、チャリティーの本質を見つめ直す決意を示すテーマだと説明している。

 だが、“疑問系にするならやる意味はあるのか”と、日本語的なところも含めて、ツッコミが殺到しているのだ。

《なんか、イラっとするテーマやなお前らが疑問投げかけんなややる意味ないやろ》
《日テレは疑問を投げかける側じゃなくて投げかけられる側だろう。愛は、なんて主語に置き換えるな》

 など、多くの厳しい意見が寄せられている。

「『愛は地球を救うのか?』って、救えるか分からないのならやる意味なくない? といったツッコミが言われていますね。水卜アナに謝罪させている時点で愛はない、といった声も……。

 そして、今回の放送は『24時間テレビ』の総合司会は11年連続で水卜アナと羽鳥慎一アナ(53)を務めること、恒例の『チャリTシャツ』のデザインはスタジオジブリの宮崎吾朗監督(57)が手掛けたことが発表された一方で、メインパーソナリティーはまだ発表されていません」(前出の女性誌編集者)

『24時間テレビ』は、2003年のTOKIOから2023年のなにわ男子まで、メインパーソナリティーに旧ジャニーズタレントを起用し続けてきた。

※画像は『24時間テレビ』の公式X『@24hourTV』より

 しかし、昨年にジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題が発覚。旧ジャニーズ事務所は消滅し、4月からは新事務所STARTO ENTERTAINMENTの新体制に移行したが、今年の『24時間テレビ』でSTARTO社のタレントやグループがメインを務めることはないと見られている。

 芸能プロ関係者は話す。

「企画などでは出るとは思われますが、STARTO社のタレントをメインで起用するのは案すら出ていなかったといいますね。そして、今年の『24時間テレビ』のメインは、くりぃむしちゅー上田晋也さん(54)が有力視されているようです。

 今日の発表時点での大荒れからも分かるように、今回の『24時間テレビ』には猛逆風が吹いている。ですので、今回は“守りの放送”になると言われています。そこで、今回の総合演出が担当している『しゃべくり007』、そして『上田と女が吠える夜』などの人気番組のMCを務め、安定感抜群の“ミスター日テレ”と称される上田さんにメインをやってもらって、なんとか乗り切るしかない、と言われていますね」(前同)

 放送前から過去一番の逆風が吹いている『24時間テレビ』。放送は約2か月後に迫るが、果たしてどうなのか――。