■裁判に勝利したとしてもテレビ復帰は“いばらの道”に

 松本VS文春――お笑い界と週刊誌界の頂点同士の裁判に注目が集まるなか、“場外舌戦”も起きている。

「以前から松本さんを擁護する立場だったセクシー女優の霜月るなさん(33)と元『アイドリング!!!』のリーダーで現在、歌手でボイストレーナーである遠藤舞さん(35)との間で、X上による舌戦が行なわれています。遠藤さんは松本さん報道後の昨年末に、過去、業界の飲み会に誘われたことがあり、断わっていなければ被害に遭った可能性があるということをXで綴っていました。そんな遠藤さんと、霜月さんの小競り合いは、松本さんのファンを巻き込んでいて、少々ややこしい展開にもなっています。

 松本さんは活動休止して半年間、ほぼ動きはないのに、直接関係のないところで騒動が起きるというのは、やはりその影響力の強さを感じさせますね」(前出のワイドショー関係者)

 さらに、ワイドショー関係者はこう続ける。

「『週刊女性』の報道もあり、再び大きく揺れている松本さんと文春の裁判ですが、裁判の結果がどうなっても、松本さんがテレビに復帰するのはなかなか厳しいのではないか、という見方もありますね。なぜなら、裁判の争点は“同意があったのか、それともなかったのか”ですからね。松本さんが裁判で勝った、となっても、双方の同意のもと男女の関係に至った、ということになるわけです」

 松本は妻子ある身。つまり、不倫していたということになってしまう。

「しかも、いろいろな女性を集めてたびたび飲み会をしていたということもある。その2つが揃い、ここまでの日本中の人が知る大事になってしまったら、民放キー局が営業をかけるような大きなスポンサーは嫌悪感を示すでしょう。最近ハードルが上がっているとされる、いわゆるタレントの清廉性ですよね。その問題があるがゆえに、裁判に勝ったからといって“すぐにテレビに戻れますよ”とはならない、と業界関係者の間では言われています」(前同)

 かつては、私生活も破天荒であることが支持された芸人だが、昨今は何かとコンプライアンスの遵守などが求められる時代になった。それは、“天下の松本人志”であっても同様と見られている。

※画像は松本人志の公式X『@matsu_bouzu』より

 芸能プロ関係者はこう話す。

「テレビはスポンサーの顔色を強く伺う時代で、復帰はなかなか難しいと。それゆえに、松本さんが裁判に勝ったとしても、テレビ復帰することなく、芸能界からも引退してしまうのではないか――そんな声もありますよね。ただ、松本さんはこのまま辞めるつもりは全くないようで、テレビに戻りたい、という思いがとても強いと聞こえてきています。

 復帰するにはまず、文春との裁判に決着をつける必要がありますが、これは徹底的にやるしかありませんよね。文春側も自信を持って記事を出しているわけですから引く気はいっさいないはず。5億5000万円というあまりにも大きなカネも絡んでくるわけで、今後も全面戦争状態が続くでしょう」