■松本人志“復帰番組”は『ガキ使』が最有力な理由
松本VS文春裁判――一部の有識者は、長ければ決着まで3年という見解を出していた。
「裁判の長期化は必至と見られていますよね。それでも松本さんの復帰の意思は強く、絶対に戻ってくるつもりだといいます。今でも後輩芸人たちと飲みに行っていて、その面白さは全く錆びていないそうですよ。
ただ、やはり、キー局にCMを出稿するスポンサー企業の目は厳しい。裁判に決着がついた後、現実的にどこで復帰できるのか……という議論も出ているといいますね。そうしたなかで、関係者の間では“復帰はあの番組しかないだろう”となっていると。それが『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)なんです」(前出の芸能プロ関係者)
『ガキ使』は1989年から続く、ダウンタウンの最長寿の冠番組である。番組から生まれた『絶対に笑ってはいけないシリーズ』は毎年大晦日に放送される超大型特番として人気を博した。
写真撮ろう!!
— ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!【公式】 (@gakitsukatter) December 31, 2020
このシーンは名場面ですよね〜#ガキ使 #GoToラスベガス24時 pic.twitter.com/ovPAjhhNTe
「放送時間帯も日曜午後11時25分からと深夜ですし、何より長寿番組であることが、復帰に関しては大きい。
『ダウンタウンDX』(読売テレビ・日本テレビ系)や『水曜日のダウンタウン』(TBS系)はプライム帯で、局主導で広告代理店、そして大手スポンサーが絡む広告出稿で制作されている番組です。局の営業部と大手広告代理店が絡んでくるところとなりますから、多くの力関係も存在し、こういった番組での復帰は簡単ではないと見られています。
しかし、『ガキ使』の場合は、基本的にはダウンタウン、松本さん、浜田雅功さん(61)のことが好きで、応援しているスポンサーが出稿している番組だと言われています。すべてではないでしょうが、ダウンタウンに好意的な企業の広告で成り立っていると。他の番組に比べて、遥かに調整がつきやすい、と言われていますね」(前同)
松本は『ガキ使』の企画・構成も担当しており、ダウンタウンにとってはライフワークのような番組だ。
「裁判がいつ決着するのかはまだまだ見えてきません。ただ、松本さんが復帰するとなったら“まずは『ガキ使』で”ということになるのは間違いないと言われていますね」(同)
“笑いの天才”とも称された松本。テレビへの復帰の意思は強いというが、それは果たしていつになるのか――文春との裁判に、ますます注目が集まる。