■4つのグランプリで主演男優賞を受賞するほど

 キンプリに残留した永瀬廉(25)と高橋海人(25)はアイドル活動と並行して毎週バラエティ番組『キントレ』(日本テレビ系)で活躍しつつ、4月クールは高橋が『95』(テレビ東京系)、永瀬が『東京タワー』(テレビ朝日系)で連ドラ主演を務めたばかり。当時の事務所としては、平野らもこういった方法で売り出していきたかったと思われる。

「2023年4月クールに放送された連続ドラマ『Dr.チョコレート』(日本テレビ系)の主演も、当初は坂口健太郎(32)ではなく平野を想定し事務所が取ってきた仕事、と報じられたこともありましたね」(前出のワイドショー関係者)

 そんな平野の演技力は高く評価されていて、『クロサギ』(22年10月~)では主演男優賞を『日刊スポーツ・ドラマグランプリ 秋ドラマ』、『日刊スポーツドラマグランプリ(※年間)』、『TV stationドラマ大賞2022』、『ザテレビジョンドラマアカデミー』――4つのグランプリで受賞している。

※画像は『クロサギ』の公式X『@kurosagi2022tbs』より

 それだけに、平野の俳優業復活に期待するファンは多い。

《俳優平野紫耀もいつかはまた観てみたいな》
《今は15秒30秒の中(※CM)で光り耀く紫耀くんの演技を見れることのうれしさを噛みしめながら、その短い時間が一瞬だけど、テレビに映る俳優の平野紫耀を堪能したいと思う》
《色々忙しいだろうけど、俳優平野紫耀から入った人間なので、紫耀くんの演技もまた見たいな》

 平野の演技は、『クロサギ』に“親代わりで復讐相手”という複雑な役柄で共演したベテラン俳優・三浦友和(72)からも再共演を期待するコメントが残っているほど。

《平野くんとはまたどこかで会うような気がして仕方ないです。本当にすてきな俳優さんでしたし、一緒に共演できたことがとても良い思い出にもなりました》(三浦のクランクアップ時のコメント)

「超一流俳優の三浦さんに、再共演を楽しみにさせる――平野さんの役者としての高い実力を感じさせます。

『クロサギ』は作品としてもクオリティが認められていて、『日刊スポーツドラマグランプリ(※年間)』の作品賞を受賞しています。

 そして、その『クロサギ』を制作したTBSは、平野さんの出世作『花のち晴れ~花男Next Season~』(18年4月期)の局でもありますし、何よりも現在、“ドラマのTBS”と評されるほど、業界内の信頼も厚い。独立後にアーティスト活動に絞って活動してきた平野さんがもう1度俳優としても活動したいとなったら、信頼関係が構築されていて、“クオリティNo.1”のTBSを選ぶのは必然ではないでしょうか。

 ドラマ出演報道に対して一部からは、海外に行くためにキンプリを辞めたのではなかったか、といった厳しい声も上がっていますが、もちろん、目標のグループでの海外進出を一番において、スケジュールが組まれていると思われますが……」(芸能プロ関係者)

 平野が美しい涙を流すシーンや、飄々とした笑顔で悪人をハメるシーンなど、多くの見どころがあった『クロサギ』から3年――俳優・平野紫耀の新たな顔に期待したい。