■ダイエットにもピッタリなドリンクも相性○
そこで今回は、コンビニで買えるという手軽さに特化した「アレンジレシピ」を前出の荒井氏の監修のもと、森永製菓の山崎さんにも意見をもらいながら厳選。絶品レシピを紹介する。まずは猛暑の今年、汗をかいた後の水分補給としておススメな「アイスボックス×スポーツドリンク」だ。
「さっぱりとした味が暑い夏や運動の後においしいです。普通の氷に、スポーツドリンクを入れると味が薄まってしまうんですが、アイスボックスに入れると味が薄まらないんです」（前出の荒井氏）
暑くて家にこもりがち、最近は、お腹周りが気になるという方には「アイスボックス×レモン」炭酸水がピッタリだ。
「じつはアイスボックスは低カロリーなのでダイエット中の方にも最適。罪悪感なくアイスを楽しめますね」（前同）
さらにすっきりアイスボックスを楽しみたいという方におススメなのが、「アイスボックス×サイダー」だ。
「アイスボックスのグレープフルーツの爽やかな味わいが、炭酸の刺激と組み合わさることで爽快さが増し、夏にぴったりの組み合わせです」（前出の山崎さん）
■アルコールやデザート……組み合わせは無限大
お酒を楽しむ人向けに、仕事終わりの一杯や、休日のおうち時間にぴったりなのが、「アイスボックス×レモンチューハイ」。
「同じ柑橘系ですがグレープフルーツの香り・味わいが加わることで、いつものチューハイがもっとおいしく進化します。ザクシャリ食感の氷を食べながら、飲むのも楽しくてお勧めです」（前同）
アイスボックスの潜在能力はアイスクリームとも相性がいい。その中でもおススメなのが「アイスボックス×バニラアイス」だ。
「アイス好きの間では、バニラアイスにレモンをかけて食べるのが、王道の食べ方なんですが、アイスボックスも柑橘系の味なので相性がいいです。バニラアイスに混ぜると、アイスボックスの特徴的なザクザク、とした食感と、なめらかなアイスの味が相性抜群です」（前出の荒井氏）
他にもネット上では、日々様々なアイディアのアレンジレシピが紹介されている。そんな話題のアイスボックスの今後の展望について、前出の森永製菓の山崎さんに聞いてみた。
「独自の特徴を活かして、さらに幅広い場面で楽しんでいただけるような、商品や施策を展開していきたいと考えております。ぜひお客様にも、自分なりの楽しみ方を見つけていただけると嬉しいです」
カスタマイズ時代の現在、一人一人に様々な形で愛されているアイスボックス。大人気には、やはり理由があるのだ。
シズリーナ荒井
１９８４年生まれ、東京都出身。アイス研究家。年間４０００種類のアイスを食べ歩く。著作に『コンビニ＆スーパーのアイスが極上スイーツに! 魔法のアイスレシピ』（ＫＡＤＯＫＡＷＡ）がある。
