■『ゴゴスマ』に完全に肩を並べられた『ミヤネ屋』

 7月第2週(8日~14日)の視聴率を見てみると(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、

8日(月)『ミヤネ屋』――世帯視聴率5.4%、個人視聴率2.6%、『ゴゴスマ』――世帯5,7%、個人2.8%

9日(火)『ミヤネ屋』――世帯5.3%、個人2.6%、『ゴゴスマ』――世帯5.0%、個人2.6%

10日(水)『ミヤネ屋』――世帯4.6%、個人2.2%、『ゴゴスマ』――世帯4.9%、個人2.5%

11日(木)『ミヤネ屋』――世帯4.6%、個人2.2%、『ゴゴスマ』――世帯5.4%、個人2.7%

12日(金)『ミヤネ屋』――世帯5.4%、個人2.8%、『ゴゴスマ』――世帯4.7%、個人2.3%

 というものだった。

「ほぼ同程度の視聴率ですが、細かく見ると7月2週目は『ゴゴスマ』の3勝2敗だったんです。昔は『ミヤネ屋』が圧勝していましたが、中京圏内のローカル番組だった『ゴゴスマ』がTBSでネットされるようになり、ついに、関東圏でも完全に『ミヤネ屋』と肩を並べる存在になったと言えそうです」(前出の民放キー局関係者)

 松本を巡る報道でにわかに注目を集めている『ミヤネ屋』だが、特に厳しい目が向けられているのがMCの宮根だろう。

 宮根といえば今年3月20日、取材で訪れていた韓国の喫煙禁止区域で電子タバコを吸う姿を撮影した動画がXで拡散されて炎上。

 翌3月21日の『ミヤネ屋』で宮根は「まずは私のほうから謝罪をさせていただきます。昨日、ソウルでメジャーリーグの取材をした際にタバコを吸ってはいけない地域で電子タバコを吸ってしまいました」「周りの方々、それから多くの方々にご不快な思い、ご迷惑をおかけしました。大変申し訳ございませんでした」と頭を下げた。

 しかし、スタジオの机に手をついて大きく広げたまま頭を下げる、というその立ち振る舞いがふてぶてしい態度にも見えてしまい、視聴者からさらなる反発を招いてしまった。

「一方で『ゴゴスマ』MCの石井亮次さん(47)は優しい司会がウリですし、抜群の好感度の高さでお茶の間から支持されていますよね」(前同)

 石井は3月30日に終わってしまったものの『世界ふしぎ発見!』(TBS系)のMCにまで上り詰めたほか、2023年4月からは新たなMC番組『LIVEコネクト!』(関西テレビ)もスタート。勢いに関して言えば、宮根ではなく石井に分があるのは明らかだ。

※画像は『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』の公式X『@cbc_gogo』より

「宮根さんの言動が視聴者の反発を招いているのに加え、『ミヤネ屋』は2006年7月にスタートしてもうすぐ18年目に突入。長寿番組にマンネリ化はつきもので、結果、『ゴゴスマ』に並ばれてしまったということですよね。

 松本さんはそんな『ミヤネ屋』が“偏向報道”をしていると指摘したわけですが、同番組は一般視聴者が最も興味のあるセンセーショナルな話題を、徹底的に取り上げる“ワイドショーらしい”攻めの姿勢が番組のウリです。しかし、ここ最近は数字がついてきていないと。

 松本さん側の抗議文で番組の注目度は上がっていますが、その裏では、『ゴゴスマ』の台頭もあり、着実にパワーダウンしていると言えそうです」(同)