■読売テレビには『ダウンタウンDX』もあって…

『ミヤネ屋』の報道を不快に思っている『ダウンタウンDX』のスタッフは少なくないと伝えるメディアもある。

「BPO(放送倫理・番組向上機構)案件として松本さん側から訴えられるとなると、読売テレビとしてはメンツもあるため、『ダウンタウンDX』の打ち切りを検討するのではないかと報じる記事もあります。

 しかし、読売テレビが『ダウンタウンDX』を終わらせて『ミヤネ屋』を存続させるという判断はしないはずです」(前出の民放キー局関係者)

※画像は『ダウンタウンDX』の公式X『@tospodx』より

 1月17日に行なわれた読売テレビの新春社長会見で大橋善光社長(70)は『ダウンタウンDX』について「いま対応を検討しているところ」「どうするか現場も頭をひねっている最中」とコメント。

 さらに「たとえば松本さんと女性側がそれぞれ番組に出てもらえるならば、こちらとしてもぜひ放送したい」と語り、《被害者の気持ちを考えていない》と炎上を招いてしまったことも記憶に新しい。

「大橋社長の言葉からは『ダウンタウンDX』を続けていきたいという姿勢がうかがえますよね。読売テレビとしてもこれ以上は松本さん側とバチバチのケンカはできないでしょう。ただそうなると、『ミヤネ屋』でもニュースの扱いが大人しくなっていく可能性があります。そうなってくると番組の魅力は薄れてしまう。

『ミヤネ屋』としても勢いを失っている今、手を緩めるということはしたくないはず。しかし、BPO案件になってしまえば大事ですし、やはり、過去のBPO案件になったケースを見ると番組の存続にもかかわってくることになるでしょう。『ミヤネ屋』は今、難しい状況にあると言えるでしょうね……」(前同)

 松本からの抗議に加えて、ライバル番組が支持を伸ばすなか、宮根率いる『ミヤネ屋』の今後は――。