現代の職場では、コンプライアンス研修などが行われており、どんなことがハラスメントになるのか多くの人が知る機会も増えている。しかし、それでもハラスメントはなかなか減らない。本人に悪気がなくても、相手にとっては気になることも多い。上司や先輩とは世代、経験してきたことが違うため、その言葉にモヤモヤしてしまうという人もいるだろう。そこで今回は働き盛りの30~40代の男女100人に「先輩・上司から言われてモヤっとしたこと」についてリサーチ。「それを言われたときにどう感じたか」についても聞いてみた。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)

 第3位(14.0%)は、「無茶ぶり」。

 こちらのスキルや立場も考えず、上司や先輩に無茶な要求をされたことがある人もいるだろう。反論することもキッパリ断ることも難しく、膨大な仕事を与えられたときは心が折れてしまうケースもある。こちらの成長のためと思って言っている場合もあるだろうが、言葉が足りないため、ただただ無茶を言われていると感じることもありそうだ。

「パートに入りたてのときにスピードを求められた。最初から早くできないと思った」(44歳/女性/主婦)

「〇〇さんはいつも残業して頑張っていると言われたこと。私は時間内に業務が終わるよう、優先順位やスケジュールを考えているのに、仕事が遅く残業ばかりして残業代を稼いでる人を評価する無能な人なんだとがっかりした」(39歳/女性/主婦)

「教わってない業務内容を指示され、教わってない旨を伝えたら“いいからやって”と言われた。その業務が教わってないことを説明し、業務指示の変更、または教えてほしいと頼んだが、聞く耳を持たれなかったので困惑した」(33歳/女性)

「土日も来て仕事をやれ。残業代もケチるくせにと思った」(34歳/男性/コンピュータ関連技術職)

「朝ごはん、ちゃんと食べてこい。反論せず受け入れた」(48歳/男性)

「後から入社した上司に仕事のことをいろいろ説明していると、前の人のやり方は説明しなくていいと言われた。腹が立ったので、何か仕事のことを聞かれても適当に説明するようになった」(34歳/女性)