■体験談の中には「眼圧が下がった」以外の声も

――緑内障にまつわるさまざまな検査についても解説されていますね。

清水 40歳を過ぎたら眼科を定期的に受診して、こまめに検査するのがいいですね。やはり早期発見、早期治療が一番いい。そして自分自身の眼圧の数値を把握することも重要です。眼圧には「正常値」という概念はありますが、正常値でも緑内障になる人はいます。

 血圧もそうでしょうが、健康でいられるかそうでないか、その数値は人それぞれ。他人と比べても仕方がないんです。「今の眼圧」が治療前からどれだけ下がったかの「下げ幅」を気にしないといけない。そのために自分の眼圧の数値を把握しておくことが重要なんです。ちなみに冬場に眼圧が上がりやすいと言われています。

「ろっかん塾」では著書で紹介されているセルフメソッドをさらに発展させた施術を受けることができる。

――「眼圧リセット」の体験者の中には、「眼圧が下がった」以外の効用を実感する人もいるそうですね。

「めまいの解消」「目の下の痙攣の解消」「目の落ちくぼみの解消」「鼻づまりの解消」「シワの予防」「近眼・老眼の予防」といった声がありましたね。先ほども話したように骨格のズレを解消することは健康と美容につながってくるんです。眼圧リセットをぜひ実践して、緑内障の予防や健康維持に役立てていただきたいです。

清水ろっかん
骨格矯正士。整体サロン「ろっかん塾」主宰。現代人の不調の原因として骨格の歪みに着目。さまざまな整体術を学び、独自の矯正理論を確立。不調改善のゴッドハンドとして各メディアで活躍中。『眼圧リセット』(飛鳥新社)など著書多数。